いきいき工房高石
2005年 09月 09日
綾部の方に好評だった福祉施設「いきいき工房高石」。この施設は2年半前に大阪府の高石市でデザインというか、プロデュースさせてもらった物件。銀行の後をデイサービスセンターにリノベーションするという依頼。何故プロデュースかというと、ゼネコンの設計室が設計していたが、施主である日本健康機構株式会社がその内容に満足出来ないという事で、日頃から福祉空間を共に考えている、トータルライフクリエイトの理学療法士の網島氏に相談があり、プロデュースさせてもらう事になった。初めての福祉施設だったが、施設の管理者である松本さんと網島氏の三人で考える事により、問題がより良く解決出来てスムーズに作業が進んだ。

要望としては自立支援を促す事が出来る事。外出のきっかけになる事。今までにない空間である事だった。そこで僕が出した回答は、福祉対応品を使わない事。食事をより楽しく出来る仕掛を作る事。お年寄りのカフェを創る事がコンセプトとなった。空間はリハビリスペース(一番上写真:手前リハビリスペース。奥がリビングスペース)とリビングスペースに分けて、リビングスペースの床は無垢の桧を使用し、テーブルは無垢の杉板。椅子は管理者の松本さんと何十脚も座って確かめたこだわりの椅子。軽くて座面も広く利用者の方に非常に好評です。テーブルコーディネートもしっかり考えました。食事は利用者がその日食べたい物を近所のお店に400円程度で作って頂いています。3時のおやつも近所で和菓子をかったり、コーヒーも毎回たてるこだわり。本当に利用者の事を考えて、食べる事が毎日の楽しみ。そのために毎日デイサービスに通うという、外出のきっかけ作りを一生懸命考えておられます。オープン当時の見学会も好評で東京からもわざわざお越し頂きました。いい仕事をさせて頂き、いい思い出にもなりました。
数カ月後、遊びに伺った時、一人のおばあちゃんが僕に涙を流して感謝して頂いた事が、今でも非常に印象深く心に残っています。また近い内に遊びに伺いたいです。












