なんで家を建てるのですか?
2006年 05月 12日
最近依頼や相談が多いのはブログでも書いているけれど、たまに聞く話で最近残念な事がある。それは「住宅についての考え方」。失礼ないい方かも知れないけれど、「気持ちが貧しい」。住宅を1件建てる事は非常に大変な事で、こちらとしても財産を預けられた様な気持ちで接しているけれど、相談に来られる方の多くは、「とりあえず見積りして頂けますか?」「キッチンは○○で、浴室は○○」とたいていの方はまず「お金と商品」の話をしてくる。確かに外す事の出来ない部分であり、話であるけれどそういう方々に「将来的にどんな家にしたいですか?」「この家に対してどんな理想を抱いてますか?」と聞くとほとんどの方は、答えが返って来ない。要は肝心の「何の為に設計して欲しいのか?」「この家が出来る事で、これからどんな生活をしていきたいのか?」という様な、最も肝心な所が抜けたまま依頼や相談をされる方が多い。そしてさらに多い傾向として、写真のキッチンを見て皆さんはどう思われましたか?デザインの善し悪しは置いておいて、最近広告を見てよく思うのは、壁と床はそんなに対したものを使っていないのに、キッチンだけお金がかかっているという住宅。自分からみると、家賃5万円のアパートにベンツがとまっているような違和感がある。なぜそんなにバランスが悪いのか?と思う。ベンツに乗っていてお金がないから「ハイオク1000円分」というのは、カッコイイのか?住宅設備に割の合わない金額を掛けるのはそれ位の違和感を感じてしまう。
写真のキッチンは有名なトーヨーキッチンというメーカーのキッチン。デザイン性は他のメーカーとは比べ物にならない位個性がある。しかし今の自分の仕事には不要な商品。このメーカーのキッチンは100万円の束がいくつか並んでしまうからで、そんな高額な仕事はしてません。やはりこれくらいのキッチンを使おうと思うと坪単価○十万の家ではバランスが悪い。そしてこの手のメーカーは次々と新商品が出てくるため、パソコンと同じですぐに古くなってしまう。
それよりも、自分の思いがこもった空間を自分の為にデザインする方が余程価値のある事ではないかといつも思う。
メーカーが悪いとか、高額な住宅設備が悪いのではなく、要は住宅を建てるという「本質は何か?」という事で、やはりそれ相応のバランスは大切だと思う。自分は住宅の作り方次第で、幸せにも不幸せにもなるだけ左右する力があると思っている。だから仕事はHAPPYに進ませたいし、完成後もHAPPYに生活してもらいたい。だから最初に「住宅設備」ではなく、まずは「なぜ家を建てたいのか?」だと思う。余計な事を考えずに、純粋に「なぜ家を建てたいのか?」を考えてみて下さい。時間をかけて考えると必ず答えは見えてきます。そしてきっと一生手放したくない、「あなたの家」が出来上がるはずです。
で、リラックスするはずの寝室はおざなりだったり。
賃貸にチンマリと暮らしている私がどうこう言える問題じゃないんやけど。
確かに「なぜ家を建てたいのか?」・・・。必ず答えはあるはずなんですよね☆
それにしても、またまた世の中の狭さを実感させてくれた一件が!!
↓↓のtakusukilaこと、雅子さん。
間もなく、NYに戻っちゃうそうなんですが、今はうちのご近所に暮らされてて、たまにブログにコメントさせて頂いてるんですよ!(お会いした事はないですがね。)これまた、超偶然でビックリしましたよ(笑)
and
西田さんなら、きっと私のこと覚えてくれてますよ!!
そのクライアントのいろんな思いのバランスをとってあげることも建築家やデザイナーの仕事なのであって、「この空間だから、このキッチン。使いやすさも抜群です!」という組立をしてあげなければ、その人にとってもその家族にとっても、ライフスタイルの中で、不幸な事になりかねないです。メーカーさんは新しい商品を作り出すことが先行して、それをだれがどう使うのかまで、しっかりと提案できていないことが多いってこともあります。その商品をどう使うのかはデザイナーが考えることだとは思いますけどね。
ところでyumieさん! きゃぁ~。 ツマヨウジさんとお知り合いだったのね~。 あ、yumieさん、私もう、1ヶ月以上前にNYに戻ってるんだけど…(爆)。 ツマヨウジさんもyumieさんも、是非ニューヨークでお会いしましょう~!
意外にキッチンやバスルーム以外の部分って、いい加減なところ多いです。
自分はベットやどうやって寝るか?等、そっちの方に力を注ぎます。
設備は高価なものでも原価を見れば恐らく青ざめるほどの金額ですよ。
その差額を考えれば、他に費やす方が大切なお金を有効に使うことが出来ます。まぁ貧乏人の考え方ですが・・・
家作りは本当にしっかり考えていただきたいです。
ハウスメーカー等分業制のところではなかなかそんな話にならないと思いますが、一番大切なところなんですよ。
先日「中村好文」という建築家が出ていた番組がありましたが、家を建てる人には見てもらいたかった番組でした。
このブログを通じて本当に世間が狭いと思います。
他にもこんな出会いがあったんですよ。
さすがに日本を飛び出してという出会いではありませんでしたが。
でもお陰様でいい出会いさせていただいてます。
「類は友を呼ぶ」本当なんですね。
本当にバランスって難しいです。
デザインするのに必要不可欠ですが、作り手にとっても住まい手にとっても人間関係においても難しいですね。
でもこういったやり取りを通じて、少しでもいい家を、後悔しない家を建てていただきたいと思います。
本当に家を買われる時は、そこをしっかりと考えていただきたいですね。
家は簡単には作れないので、強い意志、信念を貫くことが大切なんです。
ですから「なぜ家を建てたいのか?」ということが大切なんですね。
しかもミニマルなデザインというのは、デザイナーにとっても大変なんです。たしかにシンプルなんですが、お金はかかります。おっしゃる通りです。
yumieさんとは本当に偶然の出会いです。
絶対にNYでお会いしましょう。
すぐに行きたいのですが、なかなか時間がないんですよね。
せめて1週間は滞在したいですからね。
デフレ脱却が叫ばれる昨今ですが、お金さえ出せばいいってもんじゃ
ありませんよね。気持ちを豊かにしないと。ハコだけ豪華にしても中身が伴わなければ、装飾でしかありませんもの。
選ぶほうも、ネットやCMのイメージだけでなく、実際にショールームに
足を運ぶとか、そういう努力も必要だと思います。
お施主さんのHAPPYを考えてくださるツマヨウジさんの考え方、
とても素晴らしいと思います!
おっしゃる通りで、気持ちが豊かになるのと、満足では少し違うと思うんですね。
確かにキレイなキッチン、最新のお風呂は気持ちいいと思いますが、その環境はあくまでもメーカーが汎用的に考えたもので、その住まい手のために考えられたものではありません。
それよりも、どんな生活を送りたいか?という夢を実現する方が、愛着もありますし、その空間・家が大切に愛おしくなると思います。
住宅のデザインって生活が大前提で出来上がるものだと思うので、夢のない機能だけの住宅ってホント魅力ないと思います。












