多くの地方経験から見えた、「成功する地域」と「そうでない地域」の決定的な違い。
20年近くにわたり、全国各地で店舗デザイン、ブランディング、そしてまちづくりの現場に携わってきました。
その中で、最近はっきりとした結論にたどり着きました。それは、「上手くいく地域」と「うまくいかない地域」の間に、共通する明確なパターンがあるということです。
まちづくりのコンサルティングで現地を訪れると、必ず聞く話があります。「この街の景観や歴史的価値は素晴らしいのですが、その良さがなかなか外部に伝わらないんです」と。
地域活性化を目指す中で、自分の土地を貶める人はいません。美しい景色があり、美味しい地元料理もある。お客さんが来てもおかしくないはずなのに、なぜか上手くいかない。
この問題は、景色や料理といったコンテンツ(資源)の質の問題ではありません。では、何が問題で、成功するために本当に必要なものは何でしょうか?
なぜ、あなたの街は「上手くいかない」のか?解決すべき3つの課題
私が多くの現場で見てきた「上手くいかない地域」に共通する、乗り越えるべき課題は以下の3点です。
1. 客観的な視点の欠如:「地域のエゴ」になっていないか?
「この景色は素晴らしい」「この料理は絶品だ」。その認識は間違っていません。しかし、あなたは、ただそれだけで遠方まで足を運びますか?
自身が旅行者になるとき、そこまでの道のり、移動時間、かかる費用を考えないでしょうか?客観的な視点がない取り組みは、残念ながら「自己満足」に終わってしまう可能性が高いのです。
2. 地域全体の「熱量」の低さ:当事者意識が足りない
「誰かプロに頼めば上手くいく」「お金をかければ何とかなる」と考えていないでしょうか。
一部の「やりたい人」だけが熱量を持ち、地域全体の熱量が低い状態では、訪れたお客さんは「歓迎されていない」と感じてしまいます。結果、一度の訪問で終わってしまい、次に繋がるはずがありません。
3. 「内輪のローカルルール」の外部への押し付け
地方に行くと、「◯◯さんにまず挨拶をしないと」「それはこの地域では嫌がられます」といった主観的な“地元のルール”が多いことがあります。
地域のルールがあること自体は悪いことではありませんが、それを外部からの移住者やお客さんにまで地元民のように押し付けるのは、何のメリットも生みません。地元の問題、地域内の調整は、地元で責任をもって解決するべきです。
4、リーダーやリーダーを応援する人がいない
2で書いたように誰かに依存するだけで、自分ごとのように地域のことを考えないところは、いつまで経っても誰かに依存するか、問題をすり替えて他責してしまい、少しの変化は起きてもまた元通りになってしまう。地域を引っ張っていくリーダーと、リーダーを支える人の存在が執拗である。
そして成功するために、地方に必要な2つの「モノコト」。コンテンツ(資源)が十分にある地域が、課題を乗り越えて成功するために必要なのは、次の2つです。
1. 究極の「感動体験」設計
ただ美しい景色を案内するだけでは不十分です。重要なのは、その景色に至るまでの「アプローチ」と体験の「深さ」です。
いつ(季節、時間帯)が最も美しいのかを明確にする。
そこに行く道中に何があり、どんな物語があるのかを語る。
景色を見せるだけでなく、地域の歴史、文化を深く掘り下げ、一度の訪問で「予想をはるかに超える」感動を提供することが、「また来たい」と思わせる力になります。
2. 徹底した「おもてなし」の意識
感動体験は、結局のところ「おもてなし」と表裏一体です。私たちが旅行する時と同じように、「相手の立場に逆算して考える」必要があります。
旅行者は、美味しいお店に連れて行かれるだけでなく、地元の人の言葉で、その魅力や背景を聞きたいのです。
ただ料理を出すのではなく、その料理が最も際立つような「食べるまでのおもてなし」を考えることが、感動を生み出します。
成否は「打ち合わせ」で既に決まっている。
そして、これらの要素がある地域かそうでない地域かは、実は最初の「打ち合わせ」の段階で明確に分かれます。
上手くいかない地域:打ち合わせ中や会食で「人の話を聞かない」、「自分たちの身内話で盛り上がる」。→おもてなしの意識が低い証拠であり、お客さんを迎え入れる姿勢ができていません。
成功する地域:真摯に質問や話を聞いてくる。→新たな地域の価値を創造しようという熱量が高く、提案が実現しやすく、成功に繋がりやすい。
地方創生・まちづくりの成功は、特別な秘策ではなく、この「当たり前」の意識があるかどうかにかかっています。そして残念ながら、この「当たり前」ができている地域は、まだまだ少ないのが現状です。
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