温故知新|"新しい”は解釈から生まれる
2025年 08月 31日
新たな解釈が「新しい」を創り出す。

先日、星付きのレストランで食事をする機会がありました。
出てきた料理はどれも1〜2口ほどの小さなポーション。口に運ぶと、様々な食材や調味料の風味が次々と顔を出し、驚きと楽しさが同時に広がっていきます。

ある一皿を食べた瞬間、「これって…餃子?」と直感しました。思わずスタッフの方に尋ねると「ご名答です」と笑顔で返ってきました。

実はその料理も含め、提供される品々はすべて「中華料理の定番メニュー」を一度解体し、お店独自の食材や調理法によって再構築したものでした。
その瞬間、私はふと気づいたのです。
私たちが「新しい」と感じるものの多くは、ゼロから生まれているのではなく、すでにあるものを別の角度から解釈し直した結果、姿を変えて現れているのだということに。
まさに「温故知新」。

古きを知り、新しきを生み出す。言葉では理解していたはずのこの言葉の本当の意味を、料理を通して体感した瞬間でした。
新しいものを創ろうとするとき、真っ白なキャンバスに向き合う必要はないのかもしれません。むしろ過去を深く知り、その中から「別の見方」を引き出すことこそが、新しい価値を生み出す源泉なのだと実感しました。
「過去と未来をつなぐ解釈の力、大切にしていきたいですね。」












