街の価値をどう捉える
駅前が淋しいと言う人もいれば、駅前が新しく変わってもこんなものが駅前にという人もいる。
ではどんな街ならいいのか?住民(市民)にとって良い街?外部から来る人(旅行者)にとって良い街?その両方?いつも街を考える時、内側から見ているのか?外側から見ているのかを考える。
住民目線なら前者、旅行者目線なら後者。しかし駅前は後者ではないか?と思う。当然通勤通学する人には毎日利用する駅なので、便利で快適が良いはず、しかし住民以外の人が来なければ、10年単位で考えると街は新陳代謝しなくなる。
特に現在、国内旅行が盛んになり、インバウンドまで増加しているとなると、外から人が来る状況が継続することが街にとって良いと思う。通常駅前に住宅街があるべきではないので、その考えを無くすと如何に外からの人を取り込める街にするか?が駅前にとって重要となる。
特に地方都市の駅前はその地域の特徴を価値にしなければ、人を呼び込むのは難しい。最近主要な地方都市の駅前はどこも特徴なく、近隣の短期的な成功例をコピペしたような駅前ばかり。それであれば少し寂れていても昭和感が残る駅前の方が魅力的かもしれない。
以前エリアの価値を上げるというスクールが流行った。エリアの価値が上がるのは本来素晴らしい事。しかし内容を聞くと賛成は出来なかった。エリアの価値が上がるという事は、単純に『地価も上がる』ということ。
しかしスクールでは、
昭和感ある古い空き店舗を(出来るだけ安く)借りて、カッコよくリノベーションして、個性的なお店を増やして、オシャレな街にしよう!
・・・みたいな印象でした。
空き店舗のオーナーであれば、長く借り手がなかった古く少し汚れている店舗を使ってくれる若い人が増えれば、喜んで貸したくなる人もいるでしょう。そしてそれが駅前など便利な場所であれば借りたい人は多いはず。そして借り手がどんどん増えると、街が賑やかになり人通りも変わる。
ここまでであればスクールの成功だと思うが、そこからどうなるか想像すると、お店が増えて人通りが増えると、不動産が動く。不動産業者も動き、テナントのリーシングに力を入れる。すると人気エリアとなり賃料が上がる。そして元々昭和からの古い建物なので、壊して新しくしようという動きが出る。地価が上がれば固定資産税も上がり、建て替えて綺麗にして容積や室数、区画数を増やした方が家賃収入が増えるため、不動産業者にも促され、建て替えをするオーナーが増える。そうすると立ち退きもしくは建て替えた後、高くなった賃料で営業しなければならない。
エリアの価値があがり、人が増えて地価と比例して売上が上がればみんなが幸せになるはずだが、なかなかそうはいかない。エリアの価値を上げて5年以内に立ち退きで出ていくことになった人もいる。
人の往来の少ない商店街、空き店舗が目立つから若い人達が入りたくなる気持ちもわかるが、商店街を除く周辺の地価が上がっている場合、空き店舗のある商店街が最もしんどいかも知れない。やはり最も重要なことはどんな環境であっても、人が呼べる売上の取れるお店を作らなければ、商店街も地域さえも良くならないということ。商店街や地域を盛り上げるには各店舗が強くならなければならない。今はそれがベストだと考えています。アトリエボンドもそのような店舗を1つでも多く創り出せるように取組みたいと思います。
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『ツマヨウジから建築まで・・・』
空間(住宅、オフィス、店舗、福祉施設、その他)デザイン、
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