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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

起源

僕が建築を志す事を決心したのは、小学校6年生の時に見た安藤忠雄の「TIMES」という作品の、小さな新聞記事を見た事がきっかけなのだが、今思えばそれ以前にもかなり建築を意識していた事がある。父方の祖父の家は、京都市内の小さな「町家」に住んでいたので、小さな頃よく遊びに行っては、家中散策していた。その時に印象に残ったのが、天井から射込む「一筋の光」だった。京都の町家はご存じの通り、「うなぎの寝床」と言われる位細長い為、どこの町家にも「天窓」がついており、奥深い造りの空間は、そこから室内のあかりをとっていた。その光が僕は大好きだった。光の前をホコリなどが通過するさまは、映画館の映写機の光を見ているようで、今でも鮮明に残っている。



そして母方は、京都府の綾部市という所に住んでいたのだが、その家は200年以上も前に建ったという立派な茅葺きの家(昔は茅葺き、今は金属板でふさいである)敷地も広く、畑をしていたので、夏休みには僕も畑仕事を手伝ったり、焚火をしたり、虫を取ったりと子供の頃から田舎の生活を楽しんでいた。その頃の印象が深く残り、今のこの仕事や風景に対して、強い気持ちを抱き始めたのかも知れない。
僕は、事務所のWEBサイトのトップにも使っているこの風景が、僕の「起源」だと思っている。
起源_e0002951_1254147.jpg

小学校の夏休み、田舎に帰っては毎日この風景の見える仏間で、毎朝「般若心経」を大好きな祖父の隣に座って読んでいた。おかげで今でも「般若心経」はお経を見なくても読む事が出来る。この写真は、事務所を始める前に撮ったのだが、今はもうこの風景を撮る事は出来ない。だから僕は、思い出に残った風景は、出来る限り残したいし、残せないのであれば写真の中だけにでも残そうと思っている。
風景はその人にしかわからない「思い出」を持っている。近頃では、そんな風景を簡単にそして粗末に、自分達の利益や利権の為に壊そうとする人が多いが、その人達はこうした風景に出会う事が出来なかった、あるいみかわいそうな人たちなのだろう。僕達の仕事は一つ間違えれば、人の思い出を壊してしまうかも知れない。だからしっかりとその場所の空気を読み取り、調査をして計画しなければいけない。それ以上に、その人の思い出となる風景を創らなければいけない。
Commented by デコ at 2005-07-29 13:48
戸村君。こんにちは。m(_ _)m
まずはブログ開設おめでとうございます。
やだなーブログ書いてるなら、早く教えてよー。(^-^)
こちらも現在HP手入れ中で、以前から言ってたリンクはらせて頂きました。
ボンドブログもわたしのブログにリンクさせて下さいね。
わたしのほうはえらく軽めのブログですが・・・。
十年前に二人で語った夢を少しずつ叶えていけるよう、これからも二人三脚でがんばりましょう。誰かの心象風景をひとつでも多く創れるように・・・。
また近いうちにお会いしましょう。
Commented by atelier-bond at 2005-07-30 01:07
デコさんこんばんは。とうとうバレてしまいました。隠すつもりはなかったのですが、いまいちブログというものがよくわからず(今もそう)、とりあえず見てもらって恥じないような物になってから、お知らせしようと考えてました。
デコさんは、僕の貴重なライバルでありご意見番。これからも宜しく!そして、僕の成し遂げられなかった事を、必ず勝ち取って下さい!!
by atelier-bond | 2005-07-27 01:08 | デザイン | Comments(2)