人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

原田米店 農林水産大臣賞 受賞

ライススタイルショップハラダ









過疎化していく地域に希望を

優良経営食料品小売店等表彰事業に於いて、アトリエボンド がデザインさせて頂きました、鹿児島県薩摩川内市の有限会社原田米店様が、最優秀賞である『農林水産大臣賞』を受賞されました。
最優秀賞は『総合的に優秀な経営技術と経営成績であること』が条件だそうです。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_00542028.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_00582356.jpg

人が居ない温泉街

かつては全国から足を運んで賑わっていた市比野温泉郷ですが、この温泉街の入口に面する原田米店の前は、1日居ても人が20人も通りません。下の写真のような景色が日常の風景であり、とても温泉街とは思えない風景です。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01010563.jpg

【お米の持つチカラを存分に引き出し、『食と人』の新たな喜びを広げ、ふるさとの発展と心豊かな社会の実現に貢献する】という経営理念に基づき、単なる米店ではなく、ここを中心に温泉街に活気を戻す事を前提にデザインさせて頂きました。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_00542220.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_00542324.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_00592903.jpg

温泉街の入口が見えて、ここが温泉街の入口になります。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01044725.jpg

『無機質な温もり』

空間デザインで掲げたコンセプト。
元々あった米店の事務所と倉庫を解体して、出てきた無機質なコンクリートの空間。何もなければ単なる無機質な空間ですが、そこに家具が入り、お米やご飯にまつわる商品が並び、人が入り賑わう事で、徐々に寒々しい無機質な空間の温度が上がり、お米や人の温もりで無機質な空間でさえ温もりが感じられる空間になる事を願って空間をデザインしました。


原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01044827.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01044922.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01045099.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01045020.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01061155.jpg

五つ星マイスターのオーナーが全国各地からセレクトしたお米を選び、精米して買って帰れます。好みのコーヒー豆を選んで買って帰れるよう、よりお米を身近に美味しく感じて頂けるよう、お米ケースをデザインしました。ケースに使われている石は地元鹿児島県の加治木石を使いました。主に焼酎蔵の外壁に使われており調湿作用もあり見た目にも美しい石です。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01061226.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01061391.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01061416.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01074600.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01074716.jpg

お米袋を使ったバックや、米俵、雑穀米などの商品を扱い、パッケージもこだわる事で、よりお米やこれら商品を楽しく買って帰りたくなるような工夫がされています。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01074899.jpg

桜島溶岩とその他の溶岩を使った竈門(かまど)、こちらは室内で薪でご飯が炊けるよう、竈門もデザインしました。火おこしから体験できるため、大人だけでなくお子様にも大人気です。炊き立てのご飯をお櫃(ひつ)に入れて、店内で召し上がれます。お米を炊く体験と、その場で炊き立てを食べられる贅沢な空間となっております。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01074952.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01075002.jpg

好き(趣味)を仕事にする

DJが趣味であるオーナー、休日にはイベントにDJで参加するほど本格的であり、今回ブースはもちろん音響や映像にもこだわりました。ブースの背景にはオリジナルで製作された映像が投影され、一年間の田んぼの風景を追ってもらい、同時にBGMでも一年間の田んぼの音を拾ってもらい、それを見て聞いて感じながらお米炊きが体験出来ます。また地元薩摩川内市の風景の映像も流れるため、地元地域への貢献も忘れません。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01091718.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01091892.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01091916.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01091999.jpg

夜のお米店の使い方

人通りのない温泉街は夜は特に淋しく、同時に全国各地の過疎化問題を抱えた地方も同じ状況です。田舎では意外に『人が集まる場所』がありません。なのでこちらでは午前中は地域のご高齢者がコーヒーを飲みに来たり、夜は地元の方でイベントを開催したり、別のお店のシェフを呼んで食のイベントも開催できます。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01463041.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01463201.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01092020.jpg


原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01111419.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01111530.jpg

1店舗1ネオン ネオンで街を元気に!

昭和の時代はネオン(飲み屋)街として栄えた市比野温泉。今では街の灯りさえなくなり淋しくなっていますが、原田米店のようなお店が一つまたひとつ増えると街の灯りはなくなりません。そんな事を願って今回店舗ファサードにネオンを計画しました。『Rice Performance』と描かれたネオンが街に彩と希望を灯します。これから先、この街にネオンが増えて再び活気が徐々に戻る未来を創造しました。
 
原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01111682.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01111759.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01114383.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01114414.jpg

お米店ですが、営業後もあかりを灯します。中が見える事で偶然通った方が興味を持ち来店に繋がり、暗い街に温もりを届けます。これも街やふるさとに貢献するという事だと思います。

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01022079.jpg

原田米店 農林水産大臣賞 受賞_e0002951_01022175.jpg

1分1秒の滞在時間を延ばす

人が居なくなった街に、お店が出来たからと言っても人は増えません。またこの店舗にだけ人が来るようになっても街は賑いません。人が滞在し、歩き、立ち止まり、興味を持ってもう一回来てもらう、1分1秒の滞在時間を増やして行くことが街の賑わいの創出に繋がります。そこでアトリエボンドから提案したこと。


温泉街の風景を取り戻す。

温泉街と言えば浴衣を着た人たちが街を歩く姿を想像します。しかし浴衣を着た人どころか、人が居ないため、まず温泉街に人が歩く姿を取り戻すために、人が歩く仕掛けを作りました。それは原田米店で『お米のジェラート』を提案・開発しました。店舗から少し歩いた温泉街の中心に無料の足湯があります。そこの足湯に浸かりながらジェラートを食べて頂く。この体験をするためにお客さんは温泉街をジェラートを持って歩きます。その姿が増え、滞在時間が増える事で、街への興味も広がり温泉街を歩く姿を取り戻します。このジェラートはただのジェラートではなく、アルデンテより少し硬めのご飯が練り込まれており、お米の風味と食感も楽しんで頂けます。フレンチのデザートリゾットから着想しました。

滞在時間を延ばす

何度も現地を訪れるたびに目にした高齢者の姿。唯一街を歩かれる方で地元のご高齢の方が多く、お店にも何度も足を運ばれる姿を目にしました。そこでお店を通る地元の方や、観光客の方などがそっと腰を掛けられる木のベンチ
を、工務店の二代目の若い大工さんにお願いして、現場の廃材で作ってもらいました。敷地内にいくつかおいてあり、自由に腰掛けてもらえます。その数秒数分も滞在時間となり、街に人通りとして風景となります。


これらの提案やデザインも原田米店様の想いや理念があって実現した事です。単なる一店舗として終わるのではなく、そこをきっかけに地元の未来を楽しく明るく灯すようなそんな店舗のデザインとブランディングでアトリエボンドも貢献させて頂きたいと考えております。

有限会社原田米店 ライススタイルショップハラダ様、この度は受賞おめでとうございます。


ライススタイルショップハラダ









新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、広島、九州、住宅デザインをご覧下さい。



その他店舗デザインもブランディングにもお応え出来ます。京都、福山、熊本、デザインをご覧下さい。









アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

『ツマヨウジから建築まで・・・』

空間(住宅、オフィス、店舗、福祉施設、その他)デザイン、
家具・プロダクトデザイン、広告デザイン、ブランディング、
アトリエボンドだから出来る!
『売上につながるデザインマーケティングセミナー』等(講師)

お問合せ先
設計事務所アトリエボンド
〒601-8439
京都市南区西九条開ヶ町125-1 メディナ東寺406号室
TEL:075-888-8948
FAX:075-888-3746

MAIL atelier-bond@muj.biglobe.ne.jp



京都base:京都府京都市下京区塩小路町524-1 708
福山office : 広島県福山市卸町10-11 アルゴリズム内
熊本soho:熊本県熊本市中央区九品寺5-6-1-311

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

by atelier-bond | 2024-03-08 01:00 | Comments(0)