杣人
2006年 03月 16日
みなさん「杣人(そまびと)」ってご存知ですか?杣人とは木を切ることを職業とする人。きこりと言われる人の事です。昨日とある事情で、自分が独立した時からお世話になっている、京都市北区にある「岩井木材」の岩井社長とお会いしました。自分には建築の師匠がいません。ある意味独学でここまで来ました。しかし、たった一人で勉強して来た訳ではなく、岩井社長をはじめ色んな方から教えて頂き、ここまで来れました。その岩井社長から教えて頂いた言葉が「杣人」です。岩井社長は京都で代々受け継がれて来た材木を、現在引継いでいらっしゃいます。普段見ない貴重な木を豊富に扱われています。その材木は京都市内の有名な寺社仏閣に使われています。しかしただ材木屋をされている訳ではなく、現在でも問題になっている「シックハウス症候群」「化学物質過敏症」について早くから「NPO」を立ち上げて、住宅環境の改善に努めて来られた方です。現在では京都の山の木を使う家づくりのために一生懸命活動されています。
昨日お邪魔した時、その新たな事業の発信基地を創るために工房を建築されてました。その事業名が「京の山 杣人工房事業」です。
内容は〜環境共生型都市・京都が目指す循環型社会のライフスタイルとして「森や里山との共生・木のある暮らし」を提案普及する事業です。真に豊かな市民生活の実現に寄与すると共に、京都市域産材の需要を拡大して京都市の森林・林業の活性化を目指します。今年度は、この事業に3団体が選定され、森林ワークショップ活動を展開しています。〜(パンフレットより抜粋)
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その3団体のうちの1つが岩井社長の岩井木材です。岩井社長は「森の家に住みたい会」を発足。100年以上の民家である自社の倉庫を再生し、自慢の木材の味を楽しむ空間をお造りになり、総合的な視点から北山杉の普及活動を行なわれるそうです。その中で長年携わって来た国内産材の普及活動をさらに展開し、国内産材、府内産材、京都市内産材の利用促進を図るそうです。
自分も木を扱う者として確かに国内産材、府内産材を使いたいと独立した時から思っていましたが、どうしてもコストが厳しい物件では悩んだ末に「外国産」を使用しています。しかし使える時は必ず「国産材」を使用するように努力はしています。確かに外材は安くて、最近は反りも水分調整もしっかりされていますが、やはり長年使うと国産材との差は大きく開きます。木が暴れる事が多く、一部浮いたように力強く反る事もあります。しかし国産材は比較的穏やかな性質なので、大きく暴れる事は少ないです。確かに国産材はいい。
これからは設計者としての意識をもっと高めるために自分も出来る限り「杣人工房事業」に協力していきたい。そのためにはそれを理解して、協力して頂けるクライアントと巡り会わなければいけない。そういった意味でも、今後設計事務所が背負う役割は大きくなるだろう。微力ながら自分も協力出来るように頑張ります!!
第1回京の山 杣人工房事業シンポジウム「木の文化都市・京都に『木』を使おう」
日時:平成18年3月24日(金)18:00〜20:00
場所:ウイングス京都2階イベントホール
参加料:無料
収容人数:200名












