職人のこだわり
昨日は京都府綾部市で打合せでした。京都府議会議員の四方源太郎氏のご紹介で、綾部市内で住宅の建て替えを検討されていらっしゃるご夫婦をご紹介頂きました。綾部市内のかなり奥地の集落の本家だけに立派な邸宅。築300年の所謂古民家。デザイナーとしては太い梁や建具をなどを残してリノベーションしたいところですが、これから受け継ぐ世代の事を考えると、建て替えをしつつ古い梁や建具を再利用するのが、現段階で良いのでは?というお話をさせて頂きました。
建物内を色々と見せて頂き、場所を築100年の離れへ。築100年とは思えない粋でモダンな室内。7年前リフォームされたそうですが、元の状態もかなりモダンな印象だったと見受けられます。100 年前の職人による仕事。欄間の障子ですが普通の格子状に見えますが横の桟が均等に抜いてありモダンな印象に。シンプルな仕事ですがとても技術を要する仕事です。
またもう一つの欄間障子もチェック柄のようなデザイン。単なる技術の高さだけではなく、遊び心も建具には必要です。
伐採禁止材
そして天井がさらに素晴らしく、今では伐採禁止となっている屋久杉の天井板。こちらは奥の客間の天井ですが、4m一枚ものの立派な天井板です。
こちらは奥の客間の前室で、こちらは吉野杉の柾目。落ち着いた雰囲気でこちらも今ではなかなか手に入らない上物。真っ直ぐ通った柾目が美しいです。
そしてご自宅の裏山。こちらも定期的に間伐されているので、真っ直ぐな杉や檜があり、見た目も健康的。この裏山の木を伐り出して家を建てる。そんな理想的な仕事が出来るといいですね。
人の手があまり入っていない谷部の集落なのですが、家を建てるという行為はどこに頼んでもそう変わらず出来るものですが、先祖代々守られてきたこの集落に必要な住まいとなると別問題です。地域資源のために家を建てろとは言えませんが、地域資源を活かした住まい環境は、ある程度の問題をクリアすれば守り続けられるものだと思います。
京都府亀岡市を中心に全国で新築一戸建て住宅、中古住宅のリノベーションデザインをしています。大阪や関西はもちろん、全国各地で住まいづくりのお手伝いをさせて頂いております。