最強のチームになりつつあります。
2015年 06月 03日
全員でどこに向かうか?が重要です。
今日は昼から向日市のスキップフロアーの家の現場打合せに行って参りました。こちらの物件は既存状態に大きな問題があるため、漏水、白蟻害、構造欠陥等、様々な問題があり、それらを正常に戻す作業に多くの時間を費やしています。その作業もそろそろ大詰め。今日は終盤に差し掛かった構造補強の打合せに行って参りました。
大きな梁の下に大きな梁。
写真の部分には元々この家を支える大きな梁が入っていました。その梁に墨が滲んでいますが、この家が施工された15年前からどうやら水が漏れていたような形跡です。そしてその梁の下に高さ360mmの梁を補強しました。
こんな感じで梁を補強します。
大きな梁を大工さん3人で持ち上げ、両側に加工した仕口部分を丁寧に差し込み、まずは真ん中の大工さんが叩いて入れこみます。次に両側の大工さんがバランスよく叩き込み、両側に開けたボルトの穴に、綺麗にボルトが入るまで位置を調整します。そしてはめ込んだ梁にボルトを挿入して補強の完成。
これで家を持ち上げます。
先日発覚した基礎と土台の施工不慮。15年前の施工時に基礎と土台が曲がって施工されていたため、壁が微妙にねじれており、外壁の仕上材が15年掛けて変形してしまったという事実が判明。なかなか色々と勉強になる現場です。そして基礎はコンクリートなので、曲げられませんが、土台は動かせるだろうと言う事で、登場したのがこのジャッキ!2トンまで持ち上げられるという優れもの。
こうして家を持ち上げます。
ジャッキに柱を載せて、柱を上部の梁に当ててジャッキアップします。これで数ミリから1cmほど土台が持ち上がり、浮いたところを叩いて正常な位置に戻します。小さな道具で大きな力を発揮します。そして壁はまっすぐになりようやく構造補強が終わります。
構造補強にも時間がかかりましたが、とても優秀なチーム故色んな意見や、いい提案が出て来ます。そして全員クライアント様のために工期を守りつつ、いい仕事をしようと頑張ってくれています。現場が本当にいい雰囲気なので、このまま最後まで全員がやり甲斐を感じる現場を作って参りたいと思います。建築チームMIYAKOの京都チームは、かなりチームに仕上がりつつあります。次は福山!
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