奥ざしきたつのこ。墨出しと素材
2014年 11月 20日
悩みに悩んだ空間がカタチになります。
いよいよ熊本の店舗、奥ざしきたつのこの現場墨出しがはじまりました。本日は2回目の定例会議。工務店各業者さんにお集り頂き、意見交換をしながら、問題を解決していきました。
現場で決める要素は際限なく出て来ます。
現場が始まると各工事業者さんから様々な質疑が上がってきます。それをひとつずつ解決していくには、図面ばかり見ていられません。なので図面を頭に入れておく必要があります。ただ、設計者なので自分が設計している分には、ある程度頭に寸法や問題個所等は頭に入っているため、それをうまく見つけて解決していきながら、現場は進んでいきます。進む度に問題も出て来るので、際限ありません。
自ら引いた線が責任を伴ってカタチになります。
いい加減に引いた線等ない積もりですが、その線1本1本がカタチとなって現れていきます。その第一歩が墨出しの作業となります。墨出しが間違っているとその後からの修正はどんどん難しくなっていくため、問題になりそうな部分は墨出しで調整していく必要があります。今日はほぼ問題なく作業が囚虜うしました。
材料も決定しました。
ここ2ヶ月程時間を掛けて、様々な素材選びをして参りました。もちろん予算があわずに変更したものもありますが、それでもいい素材と出逢い、それらを使わせて頂きます。今回も自然な素材を使いますので、あたかも自然な使われ方がされているか?デザイナーの腕にかかっています。
奥ざしきにこだわります。
そして今回素材選び以上に時間をかけたのが、コンセプトの決定でした。初めてお仕事させて頂くクライアント様なので、お互いのイメージの共有のために時間を費やして、色んなモノを見て回りました。その中で出て来たコンセプトが『奥ざしき』。今回トコトンこのコンセプトにこだわった空間になると思いますので、乞うご期待下さい。
熊本の方が体感したことのない空間。想像を超えるイメージ。簡単には出来ませんが、目指すところは新たな空間の提案です。熊本と京都の違い。それでも同じ日本としての文化に根付いた両都市に共通するデザインや慣習など、熊本と京都を超えたNIPPONらしい空間をお客様に味わって頂きたいと思います。目指すはBrand of Nippon design.です。
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