木を見ているのではなく、未来を見ています。
2014年 09月 10日
構造材こそお金をかけましょう。
今日、とある営業マンから言われました。『弊社に構造材とプレカットをご依頼頂くと、今の半額近くまでコストダウン出来ますよ』と建売住宅にプレカットして構造材を卸しているらしい。そして『今ではどこも集成材ですし、もちろんKD(人工乾燥)材ですから』と言ってきます。しかしそんな所には頼みません。アトリエボンドの新築の場合、基本宮崎県産の管理された材料を使い、現地まで足を運び、一軒一軒打合せをして家を建てます。過去に他府県で仕方なく、クライアント様の知り合いの工務店にすべてを任せて建てた時がありましたが、乾燥はしていましたがそれなりで、割れも多く何より加工の精度が甘く、簡単に組み立てられている印象でした。それの何が悪いのでしょう?

杉の木の乾燥は難しい。
一昔前の大工さんに『構造材に杉を使って下さい。』というと、笑われるどころか仕事をしてくれない程、杉で家を建てるという事は無謀にも見えました。しかし技術革新と研究の成果もあり、宮崎県では、豊富な森林と昔から船の甲板にも使われていた比較的水や白蟻、腐朽菌に強いと言われている飫肥杉で、家を建てるという文化があり、特に難しいと言われる乾燥に関しても他府県以上に研究が進んでおり、割れにくく、暴れにくい構造に適した材として早くから普及していました。

物件毎に乾燥の仕上がり具合を確認します。
各物件毎に宮崎へ確認に行くのには訳があります。まずは乾燥具合。木材に含水計という機械を当てて計測します。製材所で含水率15〜20%以内に抑えて頂いてからプレカット工場に回します。その時には割れや色つやも確認出来ます。いつもほぼ割れは入りません。そして乾燥の質が悪いと木の表面の艶も色も変化しますが、人間と同じで肌の色つやがいい人が健康に見えるように、木も同じく表情を見ます。そしてそこで合格した材がプレカット工場に運ばれます。

3Dで丸太も加工出来る精度の高いプレカット工場
そして加工についてもいつも依頼しているプレカット工場以外に依頼すると、100%機械で加工出来ず、最後は人の手で加工しなければならない精度のムラがあります。その点宮崎のプレカット工場では加工精度も高いため、最初から最後まで機械が丁寧に加工してくれます。工場内ほとんどチリが落ちていない清掃まで徹底管理された工場。ここで加工された木が各地の現場に運ばれます。

ローコスト住宅にはある意味高品質な構造材です。
設計事務所業界では60万円/坪の建築費や1000万円台の建築費の住宅をローコストと言いますが、ローコストだからと言って、構造材には手を抜きません。クライアント様にもそこは丁寧に説明させて頂いております。構造材は材料が何でもいい訳ではありません。水や白蟻、腐朽菌に強い木材は外材には少なく、国産材でも桧や松が昔から使われ、もっと手の込んだ場合、ケヤキやクリなども使いますが、今では一般的な材料として杉・桧が中心となっています。杉の場合でも赤い(赤み)部分しか使わないようにしています。その部分は樹脂が多く、粘りもあって腐りにくいからです。基本集成材は白い(ホワイトウッド)木が多く、白蟻が好むのでアトリエボンドでは絶対に使いません。こちら必ずをご覧下さい。
そして、最近は京都府であれば『府内産』を普及させるために補助金も出していますが、それでも今は絶対に使いません(使えない)。その理由に以前京都府議の皆さんの前でそのお話をしました。それは杉の材料自体もまだ成長期のものばかりで、特に京都府内は乾燥がとにかく弱い。技術が宮崎と比べ物にならない位遅れている。その証拠として京都府内には杉材は普及していません。柱1本取り寄せるのに、3日かかることもあります。他府県では考えられません。それだけ構造材は難しいのです。もちろんアトリエボンドの構造材は組むのにも時間がかかります。それは乾燥と加工の精度が高いため、ハマりにくくすることで、木同士の噛み合わせを強めているからです。乾燥が悪いとそこが緩み出し、家も揺れやすくなります。だから構造材にはしっかりとお金をかけて頂きます。それでも家は建つのですから、要は工夫次第ということです。
宮崎県産の杉をオススメしたい理由はコチラ
今はまだ京都府内産の杉をオススメ出来ない理由はコチラ
最近産地を見せるツアーをしている会社もありますが、もう20年前からやっている会社を沢山知っています。今頃やり始めたり、地産地消にこだわる会社は、木を見せているだけのような木がします。上記に書いた理由を理解して頂ければ、地元のものを使って、地元に貢献するのは、食べ物位で良いのではないでしょうか?地元に貢献するために、地元の木を使って、補助金で安く家を建てられても、構造材が30年(今の家の寿命と言われる年数)で悪くなると、せっかくお金をかけて建てたのに、老後もう一度家を建て替えなければなりません。しかし60年構造に問題がなければ、屋根や外壁、内装の改装のみで済みます。その金額の差は1000万円以上開く可能性もあります。ローコストで家を建てなければならない方は、後で費用をかからないようにしなければ意味がありません。そこをどれだけ考えて家を建てるか?そこが本当のローコストでなければならないと考えています。
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