材木打合せ
2014年 08月 27日
アトリエボンドの新築も6軒目となり、一つずつ成長と知恵を蓄積出来るような住まいづくりになって行きたいものです。全てはクライアント様のために、よりよい住まい、住まいづくりをご提案出来ればと思います。今日は京丹波町の現場において、いつも構造材や化粧材でお世話になっている木童さんと、工務店さんと3社で見積りと棟上げ時の搬入路等について打合せを行いました。

とても広い敷地で、素晴らしいロケーション。この敷地を活かしたデザインになっていますが、より効率的に、コストに無駄なく建築するため、毎回敷地への搬入も含めた計画を工務店さんも含め、アトリエボンドも立会いの上行います。ここをいい加減にすると10数万円の差となる事があり、クライアント様に負担をかけてしまうため、アトリエボンドが間に入って無駄のない提案をさせて頂きます。今回も木童さん、工務店さんのいいご提案のおかげで、無駄なくいけそうです。

そして今回使用検討している新たな杉の床材。これまで使っていた産地の床材が、機械の入れ替えにより、従来のサイズと価格が維持できなくなったため、今回新たな宮崎の産地からの木をご提案頂きました。アトリエボンドにとって、乾燥材で質が高く、経済的な材は不可欠で、わがままなこちらからの提案にも快く対応頂いております。そのおかげでかなりのコストダウンが実現して来ています。今回はアトリエボンドにとってもうれしい、熊本と宮崎の県境に近い、宮崎県産材です。熊本の杉もなかなか美しく、今回の杉は熊本県産とも木目が近く、宮崎らしさも残っています。香りも少し違うのです。事務所にあったそれぞれの産地の杉と比べました(色味は時間の問題です)。節が小さいのは宮崎県産の特徴。流れるように優しい木目をしているのは、熊本県産の特徴。まだハッキリとした金額は決まっていませんが、見た目には是非使いたいですね。楽しみです。
アトリエボンドでは、料理人が食材を厳選するように、産地まで足を運び、実際にモノに触れ、現地の方の話を聞き、それをデザインに落とし込むような住まいづくりやデザインをしていきたいと考えています。ただ安いとか、流行のものではなく、クライアント様にとってよりベストな材料の提案と、材料探しにこれからも時間をかけて参りたいと思います。宮崎県産はもちろん、お世話になっている熊本にも関係がある材料。そして公私共にお世話になっていて、とても大好きな綾部市の工務店さんと創る住まい。今からワクワクが止まりません。クライアント様も巻き込んで、更に楽しい住まいづくりになればと思います。
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