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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

STORE HOUSEがスゴイ!

STORE HOUSEが日本を変える





はじめに。
長いので興味のない方はスルーして下さい。

広島県福山市卸町をご存知ですか?

字のごとく卸問屋が集まって出来た問屋街です。以前はそれで成り立っていましたが、時代と共に問屋という商売が廃れると同時に空き店舗が目立ち、その空き店舗に手を挙げた初めての小売店が、アトリエボンドがお世話になっている、アルゴリズムさんなのですが、時代を象徴する特徴的な建物が多い卸町。そこを上手に小売店が入る事で街の活性化を考えらていますが、それを効果的に進めるために始めたイベントが『STORE HOUSE』なんです。
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『STORE HOUSE』は倉庫という意味ですが、元々市場として使われていた3つの屋根のあるスペースで開催されています。その三つの屋根が象徴となったロゴマークが目印です。
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以前に撮影した卸町の風景。
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遠くに観覧車が見え、海が近くロケーションも素晴らしいばしょです。
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『STORE HOUSE』がスゴイ理由は、
①街の資産を活かしている。
②補助金ありきではない。
③協力の輪を広げている。
④様々な協力の元に成り立っている。
⑤コンセプトがある。
⑥ブレない。
⑦対象が市民全体(偏りがない)。
⑧お金が動く。
⑨手作りだがヴィジュアルもキレイ
⑩アイデア満載(変幻自在)
etc・・・。

数えればきりがないが、とにかく見ていて関心させられることだらけ。

まちづくりは時にイベントと混同され、『人集め』が目的になっている場合が多い。確かに『STORE HOUSE』はイベントだけど、そのイベントが緻密に計算されている事が素晴らしい。『STORE HOUSE』は2ヶ月に1度開催されますが、このクオリティで2ヶ月に1度は誰でも成せることではありません。でもそれをやり遂げられているのは、『真剣な想い』だけなのです。もちろん、街を活性化して商売させる、人を集める等も具体的な目的は当然ありますが、関わる全ての人の想いは「福山市が今以上に元気でオシャレ街になって欲しい。」ただそれだけなのです。

まちづくりをしようとすると当然ながらお金がかかります。しかし『STORE HOUSE』は、補助金をもらわずに始めています。出せる人が出し、出来る所は自分たちでやり、出来ない部分はお願いして協力してもらっています。ある意味環境を上手に活かして始められています。これが非常に難しい。

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『STORE HOUSE』は二日間あるのですが、スタートは一日目の夕方から。これは週末の夜を楽しんでもらいたいという主催者の想いでしょう。それに企画に参加されている方は皆さんお商売をされたり、もちろん働いていらっしゃる方が中心なので、少しでも負担を減らすという意味もあると思います。
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大人はビアホールに来たような感覚で、子供は夏祭りに来たような感覚で楽しめるのも、夜のイベントのいい所。みんなの顔がイキイキしています。
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『STORE HOUSE』のブースは主催側の手作り。ただ出店を集めればいいというわけではなく、『STORE HOUSE』は見た目も重要!ポスターやパンフレットはもちろん、ブースもおしゃれでないと意味がありません。このブースのベースは日曜大工(プロ並み)によって構成されています。まだまだこれから進化すると思いますが、ベースは統一してあとは出店者が自由に色づけ出来るように考えられています。至る所に『STORE HOUSE』のロゴが見えるように統一されている点も素晴らしいと思います。これがなかなか出来ていない。
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そして一番の強みは『STORE HOUSE』には『屋根がある』。ある意味、非常に環境に恵まれていますし、環境を無駄なく使いこなしている。元々問屋街なので、土日はほとんどの会社がお休みで、その広大な問屋街はゴーストタウン。組合が全面パックアップなので、敷地は使いたい放題!車社会の地方都市では、車移動が当たり前!『車が停められないと人は来ない』。ここには何百台でも停められる駐車場があります。そして大通りから何ブロックも離れているため、生活渋滞が発生しない。そして『STORE HOUSE』の会場には屋根があるので、『雨が降っても中止する必要がない』。
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問屋街が所有する敷地なので、本来必要なテーブルや椅子等が揃っている。足りない部分も集めやすい環境があります。この『環境を読む力・環境を活かす力』が実に上手い!
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ペットボトルで出来たシャンデリア。元々主催者がインテリアショップなので、この辺のアイデアが豊富で素晴らしい。こういう事にお金をかけてどうこうするのではなく、『お金がないけどオシャレにしたい!』だから『アイデアを出す!』という強い想いを感じます。このシャンデリア、色が変化します。
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まちづくりをする場合、どうしても主催側に負担がかかってしまうため、『これ位でいいんじゃないの?』と妥協する場合が多い。それは主催側の一方的な都合が多い。しかし『STORE HOUSE』は来る人の事を非常によく考えられているまちづくりイベントです。楽しい所にしか人は来ません。しかも2ヶ月に1度。コンスタントに来てもらうには、『毎回楽しくないと人は来ない』。これが年に一度のイベントであれば話は別ですが、年に数回の定期開催となれば、主催者側の負担は半端ではありません。そして更に素晴らしいのが、『出店者の利益も考える』。出店者がいなければ成り立ちませんが、出店者もただブースを作って出せば利益が上がるという訳ではなく、見た目や味・サービスが揃わないと、売り上げが上がりません。だから個性あるお店がたくさん集まっています。大阪や東京、北海道からも参加されている程、注目のイベントになりつつあります。それは『STORE HOUSEに出店すれば、利益があるから』ではないでしょうか?中にはテストマーケティングに使われているお店もあります。そしてチャレンジブースと言って、ネット販売や趣味の延長で販売されている方にもリアルで出店出来るチャンスがあります。そんなアイデア満載のイベントなのです。


『STORE HOUSE』はアイデアから生まれたまちづくりであり、それを実現させるために考えられたイベントなのです。このイベントを定期開催する事によって、問屋街であった街の知名度を上げ、卸町に足を運ぶきっかけを定期的に作り、卸町に人の流れを作るきっかけを作る事によって、小売店の出店を促し、卸町を活性化させる→福山を元気でオシャレな街にするという、『まちづくりのストーリー』が見えます。そのストーリーがまちづくりには重要で、どこかの街で上手く言った事例を取り込む事で街が活性化するのではなく、『その街にあった、その街の資産を活かせているかどうか?』が、これからのまちづくりに、これからの日本に必要な『知恵』なのではないか?と思います。イベントはまちづくりになり得ませんが、イベントの定期開催(年に数回)を効果的に行うことによって、街が活性化し、まちづくりとなり得る事はあると思います。それを実行しているのが、『STORE HOUSE』なのです。『STORE HOUSE』は福山の未来を変えます。創造します。それだけの影響力が『STORE HOUSE』にはあると確信しています。『STORE HOUSE』は福山市民の想いを背負った楽しいイベントです。




長くまとまりのない内容になりましたが、『STORE HOUSE』は大人のため、子供のためではなく、『福山市のため、福山市民のため』のまちづくりなのです。一度街が廃れると、廃れた時間の倍以上の時間をかけないと、街は復活しません。お金もかかります。それを未来の福山市民の事を想い、取り組まれている姿勢に感心させられます。本気で人を集めるなら、街を活性化するなら、『人が集まる仕組み』を創らなければなりません。そのためには、『人を感動させるストーリー』が必要です。それが揃っているから、『STORE HOUSE』はこれからの日本を変える存在だと思うのです。







アトリエボンドは『STORE HOUSE』を応援しています。















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熊本soho:熊本県熊本市九品寺5-6-1-311

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by atelier-bond | 2013-09-01 23:21 | まちづくり | Comments(0)