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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

篠山紀信 写真力

消費されるものから遺るものへ


明日まで事務所はお休みさせて頂いておりますが、こういう時だからこそ普段出来ない事をしたり、やりたかった事を一気にしてしまっています。先日熊本で観に行った篠山紀信氏の写真展で購入した写真集をじっくりと見て一日を過ごしました。
篠山紀信 写真力_e0002951_23535533.jpg

『写真力』

1960年代から昨年の東日本大震災まで幅広いカテゴリーで、撮りためられた作品が載っています。

これを拝見していると時代背景とご本人の時代や写真と言うものに対しての挑戦、そしてモノを見る『審美眼』というものがよくわかります。
よく写真を見ると時代背景がわかるといいますが、その通りに写真によっては時代が成長する過程の力強さを感じたり、時代の混沌とした場面、人間臭さ・・・写真より滲み出て来ますが、中には全く時代を感じさせない、今でも鮮やかで新鮮ささえ感じる美しい写真もあります。どちらがいいのか?そんな事はどうでもいい事だと思いますが、タイトル通りの『写真力』というものは、素人でも感じる事が出来ます。

1960年代に主に撮られた、『The Birth』や『Fever』『Twin』等、人体造形や自然の造形に人体造形が創りだす不思議で美しくトリッキーな写真はまさに時代や写真と言うものに対しての氏の挑戦的な姿勢が伺えます。

また山口百恵を始め、松田聖子や黒柳徹子からAKB48等、時代の寵児を撮影されているだけでなく、若手女優の満島ひかり等は今から15年前にその才能をフィルター越しに感じてか?既に撮影されていた。スターの卵を見つけるのが上手いというのではなく、こういうものの見方が『審美眼』というものなのかと自分なりの解釈をしました。


ただの写真と言えばそれまでですが、その写真1枚から色んなものを感じ取る事が出来るのがこの篠山紀信氏の写真です。何がどう素晴らしいのか?表現するのは難しいのですが、『写真力』は素人でも感じ取る事が出来ます。建築も写真もどちらもカタチが遺るモノです。しかし、ただ消費されるだけのものか?遺されていくものか?似ているようでこの差は天地ほど違います。アトリエボンドでも遺されていくモノづくリをこれからもしっかりとやって参りたいと思います。















アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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「ツマヨウジから建築まで・・・」

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by atelier-bond | 2012-08-15 23:30 | 読書 | Comments(0)