お風呂には木を使いたい!
2012年 04月 11日
家を新築したり、改修するとき、やはりお風呂はこだわりたいですよね?
アトリエボンドに依頼される方のほとんどが、浴室に木を使いたいとおっしゃいます。
そういう自分も浴室に木を使っています。浴室に木を使うメリットは、やはり『癒される』からではないでしょうか?
浴室に木を使う時、よく『木が腐らないですか?』とおっしゃいますが、答えは『ノー!』と言いたいです。
ただし、以下の注意が必要です。
○換気計画をしっかりとする。
○腐る場所、腐るような使い方はしない。
○換気の徹底
○掃除の徹底
○メンテナンスをしっかりとする。
以上を守れば浴室に木を使っても全く問題ありません。
何故なら拙宅の浴室が木を使っていますが、1年半使っても全く腐らず、むしろ1年前と何も変わっていないからです。
面倒臭いとおっしゃるかも知れませんが、木は生きています。生きているから腐る事があるのです。食べ物もそうですよね?いくら冷蔵庫に保管しても食べなければ(手入れ)腐るのと同じです。
上記の内容は
一つ目の腐る理由としては、木に水が常時つくような場所、風通しの悪い場所などに使うと、木が水に使っているので腐ります。浴室では水平面に使わない方がいいでしょう。また垂直面でも水が流れる床面と近い場所は避けましょう。
2つ目は木の表面を出来るだけ乾かすために、換気を徹底しなければなりません。もちろん冬の間寒くても、出来るだけ外部の窓と浴室のドアを開けて換気扇を付けて、風を取り込み水分を切ります。
3つ目はシャンプーや石けんが木に付いたままにすると、表面に汚れが付着したままになります。それを繰り返すと水が切りにくくなり、木が腐る原因となります。
4つ目は浴室に木を使うとき、必ず塗装を施します。拙宅では撥水効果のある身体に害のないものをしようしていますが、水に強いのですが摩擦に弱い為、定期的に水が弾かなくなると再塗装するようにしています。
※浴槽に木を使う事をオススメしている訳ではなく、壁面や天井に木を使う事をオススメしています。塗装は匂い等は全くない物を使用しています。
以上のような事を毎日することで、木を使っても腐る事はありません。また上記の事をするだけで、安心して浴室に木を使って頂けます。木は思いのほか水分を良く吸うので、天井や壁面に水滴が付く事は稀だと思います。ですから換気さえキチンと行えば、安心してお使い頂けます。
写真は本日打合せを行った西脇の家の浴室に使うヒバ材(拙宅はさわら材を使用)。水に強く香りも強いので、温泉に行った時のような香りが浴室中に広がります。若干においが合わない方がいらっしゃいますので、事前に相性を確認する必要があります。天井と壁面に使用します。現場の中にはたった4枚しかありませんでしたが、現場内にはヒバのいい香りが漂っていました。
みなさんも木を正しく使って、是非快適な入浴タイムを楽しんで頂きたいですね。精神のリラックスもはかれますから、美容と健康に是非オススメしたい素材の一つです!
※注意:以上のルールを守る以前に、木の扱いに慣れた施工者に依頼しましょう。木の特性を知らないと、木が動き、暴れトラブルの元になりかねません。
アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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