佐藤光彦 熊本駅西口駅前広場
2011年 06月 08日
再び熊本駅西口。九州新幹線ツバメが見えます。
この西口駅前広場のコンペを勝ち抜いたのが佐藤光彦建築設計事務所です。ロータリーのなかにも駐車場があります。ロータリーを囲む鉄の壁が口を開けているようなデザインです。
鉄の壁の延長に切取られた屋根があり、それを外周の鉄骨柱が支えている構造になっています。
壁はリブ状の鉄板と薄い鉄板から構成されています。
厚みは約10cmで開口部の上部にLEDの照明器具がついています。夜にも来てみたくなりますね。
壁面と開口部のディテールです。
内側から見るとこんな感じです。大小様々な大きさの開口部になっています。
引いて見るとこんな感じです。壁だけでなく屋根部分も抜かれており、屋根部分は円形に抜かれています。時々植栽と街灯が設けられています。
キャンチレバーな構造となっているので、視覚的にも軽やかです。
内と外の空間がこのように切取られています。ロータリーに面して民家も建っています。
こちらにも定礎が埋め込まれていました。
ずっと歩いていると工事の風景写真が展示されていました。
こんな感じで回廊式にプレゼン段階から工事風景、完成に至までの様子が見て取れます。
バスのりば付近。
熊本駅新幹線駅舎はこんな感じです。
バスのりばを振り返るとこんな感じ。外部にも植栽があり、茶色の壁面で緑が映えます。
ぐるっと回って、駅出口付近。石を円形に配し、中央付近から水が溢れていて、憩いの場となっています。
ご存知でしたか?熊本県は日本一の地下水都市なのです。なので今でも熊本市民の飲料水は美味しい阿蘇の地下水なのです。実際にこのロータリーにも水飲み場があり、自由に美味しい地下水を飲む事が出来ます。
写真左に見えるタンクのような物が、水飲み場です。屋根がこのようなカタチにくり抜かれています。
水を大切にしている熊本を象徴するような空間が駅前にデザインされています。駅前の誰でも目にする場所にこのような空間が創られているという事は、本当に素晴らしい事だと思います。これを設計された佐藤光彦氏と、その案を実現された熊本市と熊本県は本当に懐が大きく、素晴らしいと思います。写真でもわかるように、早速市民の憩いの場となっていました。
単なるアートプロジェクトという訳ではなく、永続的に市民の憩いの場として、都市機能として活きる建築は素晴らしいと思います。ただ単に箱を造るという従来の発想ではなく、箱も活きる建築となり、地方都市が活性化する事が大切だと思います。くまもとアートポリスは既に24年間も継続されている大きなプロジェクト。これだけ見ても全国で熊本だけではないでしょうか?アートポリスの成功は熊本の発展と密接な関係があると思います。
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