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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

モノクローム

モノクローム_e0002951_21511248.jpg最近仕事で写真を撮る事が多くなった。自分が手掛けた物件の写真を撮ったり、事務所のフライヤー用に撮っていた写真がいつの間にか、WEBのデザインをする時や、グラフィックの仕事をする時などに依頼される事が多い。プロの写真家をすすめるが、どうしても予算があわない為こちらが撮らざるをえない場合がある。協賛フライヤーでかなりの写真を撮る事になり、さらに考えさせられる事が増えた。しかし自分が撮る写真はあくまでも「デジカメ写真」。その場で良否が判断出来るので、成立っているのかも知れないが...。
最近そういった事から、写真の善し悪しを判断する為に、モノクロに変換して写真をみるようにしている。同じ写真でもカラーとモノクロでは、見えて来る世界が大きく違う。カラーはあくまでも3、4色をもとに沢山の色で構成されているが、モノクロはご存じの通り2色で構成されている。余分な色を削ぎ落したもっともシンプルな世界が広がる。僕はその2色の世界が好きだ。被写体との対峙、イマジネーションを触発されるその何とも言えない空気感。誰もいない庭園で一人庭と向き合っているような緊張感さえ感じる時がある。白と黒しかない世界だからこそ、空想が広がる。
今の情報化社会において情報の必要性は否めないが、情報が豊富なだけで創造性が失われる事に関しては危惧しなくてはならない。
Commented by ごる at 2005-10-17 07:29 x
始めて京都を訪れた時、写真を全てモノクロで撮りました。鴨川と桜、高瀬川沿いの安藤忠雄デザインのTIME’Sなど。その後当時いた内装の会社でそれを見せたら、現場撮ってきたみたいだなと言われましたけど。
モノクロは写実的ですよね。誤魔化しがきかないと思います。
Commented by atelier-bond at 2005-10-17 09:36
写真は以前デザインしたカフェスーアです。僕もよく高瀬川や祇園そして安藤忠雄のTIME'Sをモノクロで撮りました。TIME'Sは僕が建築を始めるきっかけになった建物です。偶然ですね。でも写真は難しいです。
by atelier-bond | 2005-10-16 21:50 | デザイン | Comments(2)