旅とデザイン 京都から世界へ・・・:旅
2023-08-21T17:44:46+09:00
atelier-bond
国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。
Excite Blog
旅を考える
http://abond.exblog.jp/30420267/
2023-08-20T14:52:17+09:00
2023-08-21T17:44:46+09:00
2023-08-21T17:44:46+09:00
atelier-bond
旅
旅には人それぞれ価値観や好き嫌いの好みがある。好きな旅のしかた、気にも留めてない旅やスポット。それぞれ違う価値観の方と一緒に旅をするとまた違った風景や価値観に出会う。そんな体験をしてもらおうと一つの提案をした。
現在旅をコンテンツにしたプロジェクトを計画している。旅がデザインにどういう影響を与えるのか?『旅するデザイナー』として、これまでの自分の旅を通じて発生してきた旅先でのプロジェクトの経験を活かした、旅のプロジェクトを提案。
旅のスタートとゴールを決める
旅にスタートもゴールもあるのは当たり前だが、今回はあえて最初から旅のスタートとゴールを設定して、ルート通りに旅をする。これも言うならば、旅行会社が提案する旅行の内容と同じであるが、違うのは名所を回るのではなく、体験を共有すること。体験を共有し、次同じように訪れる旅人の目線で旅をすると言うこと。同じく動線も不可欠で、どこを通らせて、どんな風景を見てもらうかを考える。
今回の旅は自分たちのための旅ではなく、今後同じように旅をする人たちの目線になって旅を体験する。これはまちづくりの一環であり、その街に訪れた人が、この街をどのように見て、この街がどのように映り、どのような感想を持つのか?を検証する旅。
まちづくりを始めるわけではないが、まちづくりの要素を持ち考えることで、このプロジェクトの精度を高めるために旅を計画しています。
今回の参加者はプロジェクトを共にするチームのメンバーと、四方源太郎京都府議と綾部市外から、銀行マンと会計事務所の方も参加頂き、幅広い業種の方に体験してもらいます。
五感訴えかける旅といえば大袈裟かもしれないが、出発地点に着いた時の音やにおい、肌を刺すような日差しなど、その瞬間毎の感じ方をチェックしました。
スタートは京都府綾部市にある山家駅。綾部駅の一つ京都駅寄りの無人駅。田舎ののどかな風景が広がり、ここから旅が始まります。
視点を変える。
旅が始まり駅から移動。目の前に見えるのは古い鉄骨の横断橋。これを見た時非常に残念だったのが、目隠しの波板。なぜこの波板を使ったのか?もちろん目隠しや安全性を考えて設置されたものだが、旅人目線で考えると高い位置からの風景が見られず、非常に残念。田舎に高い建物はほとんどないため、この高さからの眺望は貴重。訪れる人を増やしたいなら、横断橋からの風景を見せるべき。
このような風景が大人も子供も楽しめるようになるため、たがが目隠し板、されど・・・です。視点を変わるだけで視点も変わります(視座は大事)。
駅から徒歩5分の素晴らしい体験
吊橋を渡ったことありますか?最近なかなか見ることのない吊橋。
山家駅が旅のスタートに良いのは、無人駅やのどかな風景も魅力の一つですが、駅から徒歩5分のところに吊橋があり、そこから由良川の絶景を見ることが出来、吊橋ならではの『揺れ』を体験することが出来ます。
ちょうど数日前に来た台風で由良川が増水しており、水も濁っていますが、非常に美しい風景が眺められます。
昔の人も歩いた街道
場所を少し移動して東山町へ。こちらは旅籠や商店が立ち並ぶ宿場町だった場所。何となく名残があります。このような街道を通って昔の人の足跡を辿るのも旅の醍醐味です。
今は荒れ果てて廃墟のようですが、昔はお茶屋さんがあった建物。出窓から見える風景は今の鬱蒼としたものではなく、眺めが良かったのでしょう。
昔商店だった名残り。元々宿場町だったので、この辺りの集落も賑わっていた証拠ですね。その頃を想像するのも旅の楽しみです。
谷間の集落を抜けると、上林川におります。少し濁りがありますが、非常に綺麗な川です。ラフティングやトレッキングが楽しめそうです。
沈下橋(潜水橋)があるだけで、旅の印象が変わります。新たに作られることも少ないので、この風景も今後遺したい風景の一つです。綺麗な川と沈下橋に参加者は大興奮です。
車で場所を移動して、約20分走ると奥上林(おくかんばやし)に到着。こちらは先ほどの渓谷の上流にあたる場所で、水深も浅く流れも穏やか。川遊びに最高の場所です(遊泳禁止)。
近くの集落を散策。牛や豚を放牧されています。こんな風景もなかなか見られません。これも今の時代一つの価値ですね。
最終目的地のあやべ温泉仁王館からの風景(以前撮影したもの)。何もないですが、空と森が風景が広がります。何もないところで、何をしましょう?想像力が刺激されます。
奥上林から山家駅の方に戻る途中に、山家城址があります。
先程の宿場町を見下ろせる位置にあり、宿場町はその昔山家城の城下町でもありました。城が築かれる場所だけあり、遠くまで見通せます。
本当のお城はこの上に。元々ここから500m上がった場所に城が構えられていたそうです。更に眺めも良かったのでしょう。機会があれば覚悟して登ってみたい。
今回、四方源太郎府議には、綾部の歴史や文化などをレクチャー頂きました。地元の方、地元に詳しい方にご案内頂くと旅の密度も変わります。最後は製材所をお借りしてBBQ。四方源太郎府議自ら火おこしして下さいました。
綾部市は京野菜を作る農家が多く、以前より京都市内のお店を何度かご紹介した事もあります。また『上林鶏(かんばやしとり)』という、地元で有名な美味しい鶏もあり、どうしてもこれらを食べてもらいたくてご用意しました。ふっくらジューシーで旨みがあり、『美味しい!』と参加者からも好評。昔から綾部市で食べられている地元の食材。野菜も豊富です。
今日の旅の感想や今後の活動について、様々な意見が出ました。業種も様々、出身も様々、見る角度が違うから出てくる意見も異なる。ぶつかることもあるけど更に創造が膨らむこともあって、気がつけば日が変わる頃まで語り合いました。
今回は風景を中心に旅をしました。同じ駅を初めて降りた人がどのような印象を持ち、どうすれば人が集まる場所になるか?それぞれの印象を頼りに今後の参考にしたいと思います。人が変われば旅も変わる。同じ風景を見ても季節が変わればまた違う印象を受けるでしょう。更に印象に残る旅が出来るように、これからも魅力を掘り起こしていきます。
新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、広島、九州、住宅デザインをご覧下さい。
その他店舗デザインもブランディングにもお応え出来ます。デザイン・ブランディングをご覧下さい。
アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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『ツマヨウジから建築まで・・・』
空間(住宅、オフィス、店舗、福祉施設、その他)デザイン、
家具・プロダクトデザイン、広告デザイン、ブランディング、
アトリエボンドだから出来る!
『売上につながるデザインマーケティングセミナー』等(講師)
お問合せ先
設計事務所アトリエボンド
〒601-8439
京都市南区西九条開ヶ町125-1 メディナ東寺406号室
TEL:075-888-8948
FAX:075-888-3746
MAIL atelier-bond@muj.biglobe.ne.jp
https://www.a-bond.net
京都base:京都府京都市下京区塩小路町524-1 708
福山office : 広島県福山市卸町10-11 アルゴリズム内
熊本soho:熊本県熊本市中央区九品寺5-6-1-311
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人が訪れるのには理由がある
http://abond.exblog.jp/30347941/
2023-06-15T18:46:00+09:00
2023-06-21T21:30:08+09:00
2023-06-16T17:49:53+09:00
atelier-bond
旅
わざわざが新しい
『わざわざこんなところまで・・・』と言われる事がある。『わざわざ○○まで行くんですか?』とも言われる事がある。わざわざが使われる場所は、そこに住んでる人や知っている人。こちらが行く(行った)目的に対して、謙遜の意味もあれば、単に『そこには何もないよ』という意味があると思う。
地元の人から言われる場合には、意外に絶景や風景のいい場所があったり、そこを知っている人から言われる場合には、その場所の価値が隠れていたりする(結局同じ意味)。
仕事の拠点でもある熊本県。熊本駅から車で2時間の場所に黒川温泉という有名な温泉地がある。温泉に入る目的があれば行く価値があるかも知れないけど、数時間で帰るならそこに行く必要があるのかと問われる。しかし、黒川温泉までの道のりはとても快適で素晴らしい。
黒川温泉に行くまでの道に、阿蘇の外輪山沿いに通るミルクロードがあります。広大な敷地に阿蘇赤牛を放牧して育てています。一面芝生のような、抹茶の粉を振り掛けたような独特の風景。緑が美しい!
徐々に下の風景が見えてきますが、上から見る風景はまるで御伽噺(おとぎばなし)のようです。
ついつい足を止めたくなるような風景が続きます。阿蘇のカルデラの形がしっかりわかり、カルデラの中に街があります。そして広大な水田が水色パレットのようでこちらも独特の風景を映しています。
雨が降った前の晩から晴れてきて緑も一際美しい。
水田の水色パレットは、初めて熊本に降り立った日、飛行機から見た風景と同じ印象でした。いろんな土地に伺っていますが、このようなパレットに見える場所は熊本しか知りません(規模の小さなエリアは多い)。
せせらぎの音が心地よい黒川温泉。熊本駅から車で2時間。わざわざ来なければなかなか来れません。熊本で仕事をして10年経ちますが、今年初めて訪れました。
写真は観光客が少ない時を狙っていますが、韓国や台湾(香港?)のような外国人観光客は半数以上の印象。恐らく地元の人は『温泉以外何もない』のにとおっしゃいますが、何もないこの風景や音、環境を体験したいのであり、飲食店や娯楽ははっきり言って少なく不便ですが、不便さが人を行く気にさせる事もあります。
阿蘇の絶景がそうであるように、ここでしか見られない地形や絶景、風景だけでなく川の音や温泉の硫黄の匂いも、この風景を印象付ける重要な要素となり、人々の脳裏に思い出として残ります。
阿蘇のカルデラの地形や黒川温泉のように、その場にはこの場が出来た理由や歴史があり、同時に行きたくなる理由が存在します。これまで全国各地の不便な場所に行きましたが、『わざわざ』と言われる場所には、その裏に隠された秘境や絶景があることもあります。秘境や絶景がなくても、見たことのない風景や場所にはその場所ならではの魅力があります。『わざわざ』や『何もないのに』という場所にこそ、今の時代に失われた価値や魅力があり、新たな価値を見出せる場所かもしれません。そんな場所に出会えるのも旅するデザイナーの特権かもしれません。
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垂水市にフェアフィールド・バイ・マリオット・鹿児島たるみず桜島誕生!
http://abond.exblog.jp/30295534/
2023-04-13T19:53:00+09:00
2023-04-13T16:20:07+09:00
2023-04-13T15:55:53+09:00
atelier-bond
旅
通い始めて8年
昨日ネットニュースで見たうれしい便り。以前から仕事でお世話になっている鹿児島県垂水市に、あのマリオット系のホテルフェアフィールド・バイ・マリオットが誕生しました。アトリエボンドでは垂水市内に3件仕事でお世話になっています。
初めて垂水市を訪れたのは2015年7月3日。垂水市内で飲食店をされているクライアントからのお誘いで伺いました。鹿児島県に来て2回目で初垂水市。一度桜島にも行ってみたかったし、桜島フェリーにも乗ってみたかったので、とてもうれしかったのを今でも覚えています。当日はどんよりとした曇り空。しかしこれまで見たこと無い、ジャングルのような自然の風景に圧倒され、すぐに垂水市の魅力を感じたのを覚えています。それからすぐに依頼を頂き、垂水市へ通うことになりました。
最初にデザインした店舗の設計に入る前に、垂水市の魅力を感じる様々な場所に案内して頂きました。垂水市といえば『温泉』温泉水の工場だけで8社あり、地下(沸)水も豊富なので、有名な焼酎蔵もあり、垂水というだけに水を資源とした製品が誕生しています。また垂水市では『養豚』や『養殖』も盛んで、どちらも見学させて頂き、様々な資源が豊富な街だということを知りました。
そして垂水市の一番の魅力は『風景』だと思っています。晴れた日の桜島も、海の風景も最高ですが、錦江湾の先の薩摩半島に沈む夕日は何度見ても感動するものでした。何度訪れても撮りたくなる海の風景。写真をよく撮ってると垂水市の方から何度か声を掛けられました。『何が撮れるのですか?』と。『景色が綺麗なので』というと、『私たちにはわかりません』とよく言われたものです。毎月1回は訪れていたので、そのうち垂水市の方から声をかけて頂くまでになりました。
初めて垂水市にデザインさせて頂きました居酒屋 港屋たるみず (2016年 )まだまだ観光客は少なかったものの、この絶景を見にきて頂く観光客を想定してお店をデザインしました。『旅と飯屋』をコンセプトに、地元の方や旅行者の胃袋を満たせるそんな気軽に入れる店舗を作りました。この店舗を計画中に現垂水市長の尾脇市長にもお会いし、垂水市の魅力や今後垂水市で行いたいことをプレゼンさせて頂き、この居酒屋が完成する前に垂水市に第二の道の駅構想をお聞かせ頂きました。そこから3年間、次の道の駅に出店できるよう、クライアントとサービスや料理、売上を上げられる仕組みについて準備しました。
そこから3年後成果も評価されたのか、クライアントが道の駅のレストランを任されることとなり、そのレストランの設計をさせて頂いたのが、Farm to Table TARUMIZU(2018年)をデザインさせて頂きました。ここでは垂水市の魅力を県外の旅行者として見た風景を作りたいと思い、垂水市の皆さんが気づいてなかった海の風景の素晴らしさと、それを眺めながら頂ける垂水市の養殖を中心とした海鮮料理のレストラン。桜島の降灰がない春のシーズンだけ外で食事が出来るよう、外部の席をご用意。ここに来ると垂水市の魅力がわかるようにデザインしました。
この他にもご縁を頂き垂水市内に住宅のデザインをさせて頂きました。垂水市の魅力は温泉を中心とした『資源』とここでしか見られない、体験できない自然の『風景』です。鹿児島空港からも鹿児島市内からも不便な位置にありますが、ここで滞在する価値は十分にあります。8年間で100回(通算300日)を超える滞在をしましたが、垂水市はどこにも負けない価値があります。今回尾脇市長や垂水市の皆さんの想いが通じて、マリオットもこの魅力に気がついたのだと思います。8年かかって当初の風景から更に旅行者にとって魅力的な風景と拠点が増えました。是非これをきっかけに垂水市に足を運んで頂きたいと思います。垂水市の皆さん、尾脇市長おめでとうございます。
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2022年仕事初め
http://abond.exblog.jp/29801340/
2022-01-06T07:49:00+09:00
2022-01-07T08:45:03+09:00
2022-01-06T08:48:28+09:00
atelier-bond
旅
新しいチャレンジの年
2021年もお世話になりありがとうございました。アトリエボンド としては、20周年と言う大きな節目を迎え、大阪から再び京都に移転するという慌ただしい1年でありましたが、クライアントの皆様はじめ、関係者のお陰でまた新たな年を迎えることが出来ました。
2022年1月6日、本日が仕事初めとなります。本年も宜しくお願い申し上げます。
実は昨日新たなプロジェクトの依頼を頂き、久しぶりに京都から東へ。新年早々の出張で今年も旅する1年となりそうです。滋賀県の北部から景色が変わり雪国に。お隣の県なのに全く景色が違います。
岐阜羽島
初めて降り立った街、『岐阜羽島(ぎふはしま)』、今回はこちらの駅前でのプロジェクトに参加します。
これまで岐阜羽島という街を知る事はなかったのですが、岐阜県で唯一の新幹線の駅がある街。そして羽島市は繊維の街だそうで、美濃縞という木綿織物が産業として発達した街だそうですが、元々京都の機業者が美濃に移住して、京都から結城縞(絹)の技術が伝わったそうです。今回は美濃縞を見ることは出来ませんでしたが、これからプロジェクトに参加する中で、色々羽島市について学びたいと思います。
岐阜羽島駅に降りて感じた印象は、『余地がある』という感じ。駅前にまだまだ土地もありますし、古い街の雰囲気も残っていて、どこにでもある駅前の雰囲気になりつつありますが、昔からの街の雰囲気も残っているため、これらが混在した羽島市独自の街の雰囲気を創出してほしいと感じました。
これから駅前のプロジェクトに参加するので、これからのプロジェクトが新たな羽島市の顔となり価値となるよう、しっかり意見を出して参りたいと思います。
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旅とデザイン
http://abond.exblog.jp/29771019/
2021-12-06T23:15:00+09:00
2021-12-12T00:23:47+09:00
2021-12-06T23:15:01+09:00
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旅
記憶に残る出会いと再会
Covid-19が蔓延してから、自社の特徴というか、ブランドイメージであった『旅』をすることが難しくなり、旅する回数も減ると同時に、出会いの回数や機会も減ることで、なんとなくモヤモヤする日が続いていました。そしてこれまで多くの旅を重ね、外国も含めていろんな地域に行きましたが、その中でも印象的な旅であり出会いであった5年前の宮崎県での出会い。
その出会いはSNSで流れてきたとあるホテル。宮崎県の串間市市木という、限りなく鹿児島県に近い東の端にあるタギリホテルという所でした。超過疎化が進んでいるエリアなのですが、東京や大阪等の首都圏から多くの方、特にクリエーター達が集まるホテルがあるという情報を仕入れて行くこととなり、そこでホテルのオーナー『カンマタカヤ』さんとの出会いが、非常に印象的で後にも先にも記憶に残る出会いでした。
そんなカンマさんがホテルを閉店されて、ご家族全員でキャンピングカーの旅に出られたのをSNSで拝見し、『会いたいなぁ』と思った矢先、1年前まで事務所を構えていた亀岡市に滞在されていると知り、メッセージを送ろうと思った時に、カンマさんからメッセージが届きました。『亀岡市といえばトムラさんでしょ!ご報告までに』と。そこですぐに返信をして今日再会することになりました。
しかし大きな問題が・・・。カンマさん家族が旅をしているキャンピングカーの『hymer』という車が大きすぎて、駐車できる場所が少なく困っていると連絡がありました。八坂神社に行きたいとのことで、郊外の亀岡市に車を置いて京都市内まで電車で移動するにも、駐車場に停められるかわからないと相談があり、急遽亀岡市で唯一のクライアントであるブラッキー(Blackie COFFEE & BAR in MUSIC)の川上さんに連絡して、停めれらるところがないか?と連絡したところ、『うちのお店に停めてもらっていいですよ』快諾。亀岡市から電車とバスで来られたカンマさんご家族とようやく八坂神社で無事に再会を果たしました。
5年ぶりの再会。当時まだ小さかったお子さんたちもすっかり大きくお姉ちゃんになられて、元気いっぱいの挨拶をしてもらいました。旅の疲れも全く感じさせない様子で、京都観光の案内をさせて頂くことになりました。お子さんにとっては初めての京都、ご家族にとって初めての八坂神社。どうしてもここに来たかったと大喜びして頂きました。
お子さんもみんなでお賽銭を入れてお参り。
女性ばかりなので美御前社(うつくしごぜんしゃ)にもお参り。『美しくなりますように!』
八坂神社のご神水も頂きました。
カンマさんが導かれるように円山公園もまわり、ねねの道に行く途中の大雲院の祇園閣の前で立ち止まるご家族。塔の先端に立つ鳥の像がみなさん気になっていました。その後お子さんも疲れてきた様子だったので、石塀小路を通り、その迷路のような狭い通りに皆さん興奮!祇園界隈を巡って甘味処へ。たくさん歩いてので疲れてしまわれたかと思いましたが、お子さん達は元気にパフェを食べていました。
歩きながらもカンマさんと久しぶりに出会った日のことや、再会するまでの互いのこと、ホテルの閉店、キャンピングカーの旅、そして今後について色々とお話しましたが、ここで一気に話に華が咲きました。実はカンマさんとの出会いは彼が経営していた『タギリホテル』に宿泊したことがきっかけですが、出会ったのはその1日だけ、その間お互いのSNSで様子を伺い、以前本を出版されて京都にイベントで来られる予定が急遽中止になり会えず、タギリホテルが閉店することを知り、閉店前に宿泊しようと思い予約しようと思った矢先COVID-19で行けず、そしてホテルは予定日より大幅に前倒しで閉店することとなり、いよいよ会うのが難しくなっていました。そんな中での今日の再会は本当に嬉しい偶然でした。今は無くなってしまった『タギリホテル』ですが、これまでいろんなホテルや旅館に泊まりましたが、このホテル以上に印象に残るホテルはありませんでした。そんな『タギリホテル』は↓こんなホテルでした。
元々温泉旅館だった建物を自分達自らリノベーションされた小さなホテル『タギリホテル』。『タギル』とは、湧き上がるという意味ですが、このホテルは『次の旅に向かう前に羽を休める場所』というようなコンセプトだったと思います。当時韓国や日本各地に出張続きで京都には月1/3しかいなかった時期だったため、自らの考えを整理するために一人で伺いました。当時台風で宮崎県の各地で土砂災害があり、通行止めばかりで、当時鹿児島空港から1時間程度で行けるホテルに2時間半かかったのを覚えています。
本当に人を見かけない超過疎化が進んでいる地域にこんな雰囲気のいいホテルがありました。とても日本とは思えない外観。この外観を見た時からワクワクしたのを今でも覚えています。
フロントもこんな感じ。小さなカフェ&バーがあり、予約制で食事も館内で頂けました(当時は車で30分離れた美味しい居酒屋をご紹介いただきました)。それにしてもこれを自分達でDIYされたのですから素晴らしい。
サーファーのカンマさんが以前にサーフィンをしたという海。とても素晴らしいロケーションで波も高くサーフィンには絶好の場所でした。自然の素晴らしさを感じられる場所でしたが、ここで自然の奇跡を目撃。本当にここは神々しい場所でした。
お部屋。自分達で作った手の痕が残る素敵なインテリア。
レターセットも素敵です。手紙を書きたくなりますよね。実はこの日宿泊者は自分一人。そして本来当直しないカンマさんが偶然当直することとなり、同い年ということもあり意気投合して男二人で5時間語り合いました。それはカンマさんも覚えていて下さり、この夜の出来事があったからこそ、亀岡市への移転も決めて、今日の再会もありました。
非常にいい目覚めだったのを今でも覚えています。そして朝日が差し込むおしゃれなカフェ。ここが宮崎の端っこであることを忘れてしまう位、素晴らしいホテル、素晴らしい場所でした。
朝食はカフェで食べるのかと思いきや、いきなりバックを渡されて、『カフェの中でも海でもいいので、好きな場所で朝食を食べて下さい』と言われたのを覚えています。
昨日は海岸に出たので、せっかくなのでカフェで朝食を頂きました。葉っぱに包まれたものとアトリエボンドでも構造材で使っている地元宮崎の『飫肥杉』で作られたお弁当箱。とても香りが良かったです。
中にはおにぎりと体に優しい地元の食材を使ったお弁当。あまりの美味しさに朝から完食したのを覚えています。葉っぱに包まれたおにぎりも日本っぽくなく、東南アジアの雰囲気。そして飫肥杉のいい香りに包まれたお弁当。これを食べただけで元気になり、『さぁ旅立とう』という気になります。これが『タギリホテル』だったんですね。本当にいい印象しかない『タギリホテル』。いい物が必ず残り続けるとは限らず、無くなるからこそ儚さがあり、それも魅力なのだと思います。
最後はみんなで京阪電車で七条駅まで移動して鴨川を渡って京都駅まで移動。途中鴨川で鳥を見ているご夫婦から『カワセミがいるよ!』と声をかけられ、ご家族みんなでカワセミ探し!カワセミは『幸せの青い鳥』と言われ、普段なかなか見られないので、『見ると幸せになるよ』と教えて頂き、ご家族みんな大興奮!この先の旅を象徴しているような出来事に遭遇しました。これも旅の醍醐味ですね。奇跡をどんどん生み出していくカンマさんご家族。
タギリホテル、そしてカンマさんとの出会いで『本当の旅の醍醐味』を知ったように思います。いい旅は知識を入れてから行くものではなく、偶然出会うものだということを学んだ旅でした。そしてカンマさんの考えにも多くの共感を得て今のアトリエボンドがあると言っても過言ではありません。当時鹿児島はじめ地方や海外での仕事の最盛期。知らない土地で知らない人と出会い、そして仕事につながっていた時だったので、『旅とデザイン』というのもこの当時に出会った人から学んだことであり、カンマさんの旅に対しての価値観から感じた言葉でした。今日ご家族と再会し、5年という年月を感じさせないような素晴らしい時間でしたが、カンマさんご家族はこれから北は仙台まで行き、国内の旅の目標を終えたあと、hymerを連れて海外に渡ります。行き先はヨーロッパ中心だそうですが、ヨーロッパに渡ってからの予定はまだ決まっていません。それでも目を輝かせ、誰一人不安に思っている様子もないカンマさんご家族が素敵に思えました。カンマさんが『家族はチームですから』と仰っていたのが印象的でした。カンマさんのようにアトリエボンドも『いい波』を掴んでこれからもいい旅を続けたいと思いました。カンマさん、ご家族の皆さんありがとうございました。気をつけていい旅を続けて下さい。またその先でお会いしましょう!
タギリホテルに宿泊した当時のブログ
2日目のブログ
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来年に向けて
http://abond.exblog.jp/29114784/
2020-07-28T23:39:00+09:00
2020-07-30T22:56:54+09:00
2020-07-28T23:56:18+09:00
atelier-bond
旅
延期に延期を重ねて
実は4月から打合せを予定していた件が、コロナ渦で延期、延期を続けて、いよいよリミットが近づいて来たので、タイミングはよくないのですが、東京へ来ました。
元々は東京から数人京都に来て頂く予定でしたが、東京から数人京都に来るより、京都から一人で行く方が全体のリスクを緩和出来ると考え、この一ヶ月色々と予防策を考えて備えました。
宿泊は渋谷
都内での移動を減らすために、普段あまり宿泊しない渋谷。渋谷駅前というよりは少し静かな代々木、原宿よりで。東京の企業の方に全て手配してもらいました。
移動もタクシー
電車は最低限、通勤時間を外して、少しでもリスクを緩和して。なかなか大変ですが、混んでいることも少なく快適。
1時間に一回以上の消毒と、今日だけで3回の検温。打合せの合間で大変ですが、少しでも感染リスクを減らす努力を。
代々木公園
そのおかげで久しぶりに代々木競技場をゆっくり見ることが出来ました。この辺りはほとんど人が通っていないため、散歩に最適!しかし今日は暑かった。
今日は1日相手企業で打合せ。夜はお店を貸し切って頂き、限られた人数で美味しい四川料理を頂きました。今は色々とリスクがある時ですが、引きこもってもいられないし、しっかり予防と対策、検温など確認をしながらの行動するしかないと思います。今は三密を避けて、消毒、検温の徹底を。早く終息することを願います。
京都府亀岡市を中心に全国で新築一戸建て住宅、中古住宅のリノベーションデザインをしています。大阪や関西はもちろん、全国各地で住まいづくりのお手伝いをさせて頂いております。
京都府で新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、広島、九州、住宅デザインをご覧下さい。
その他店舗デザインもブランディングにもお応え出来ます。京都、福山、熊本、デザインをご覧下さい。
アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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「ツマヨウジから建築まで・・・」
空間(住宅、オフィス、店舗、福祉施設、その他)デザイン
家具・プロダクツデザイン、広告デザイン、ブランディング、
アトリエボンドだから出来る!
『売上につながるデザインマーケティングセミナー』(講師)
お問い合せ先
設計事務所アトリエボンド(新事務所)
〒621–0815
京都府亀岡市古世町西内坪9–4 ヴィベールⅡ 1F
TEL : 0771–21–2112
FAX : 0771–21–2113
MAIL atelier-bond@muj.biglobe.ne.jp
http://www.a-bond.net
福山office:広島県福山市卸町10-11 アルゴリズム内
熊本soho:熊本県熊本市九品寺5-6-1-311
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旅を楽しむようにお越しください。
http://abond.exblog.jp/26045407/
2017-09-13T23:56:00+09:00
2017-09-13T23:56:11+09:00
2017-09-13T23:56:11+09:00
atelier-bond
旅
楽しい通勤時間
通勤時間はなかなか過酷だと思いますが、アトリエボンドの事務所通勤は意外に快適です。まず郊外に向かうので通常の通勤の人の流れと逆なので、満員電車という事がありません。また郊外に向かうので景色が最高です。
京都駅から20分
亀岡駅まで京都駅から20分。その間に保津峡という渓谷を通るのですが、その景色が最高なのです。天気がいい時は保津川下りやラフティングしている人たちを見る事が出来ます。また途中の保津峡駅ではラフティングした人達が乗り込んで来ます。景色を見ているだけでも旅気分です。
亀岡が近づくと広がる田園風景
保津峡駅を過ぎて山を越えると今度は田園風景が広がります。ちょうど今は稲刈りの時期なので、夕方には景色が黄金色に変わります。移りゆく季節を感じられるのも、この通勤の楽しみです。
トロッコ亀岡の先にある旅の魅力
上記の景色は嵯峨野山陰線という通常のJRの路線ですが、この辺りには観光列車として嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車があります。毎日外国人観光客に人気の路線ですが、たいていの方はトロッコ亀岡で下りてそのまま京都駅や嵐山に戻られるみたいですが、トロッコ亀岡の先には、更に魅力的なまだ観光地としては未開拓な風景が広がります。広い亀岡市には様々なロケーションがあり、日本独特の風景が広がる場所もあり、改めてそのような風景を見ると、日本人でも心に訴えかけてくるものがあります。是非そういう風景を府外や外国人観光客の皆さんに見て帰って頂きたいと思います。
亀岡市に移転してまだ間も無く、隅々まで亀岡市を散策していませんが、それでも是非オススメしたい場所がたくさんあります。新しいものはありませんが、逆に京都市にはない独特な京都の風景があります。観光地化され過ぎた京都市の観光名所にはなく、何も飾ってはいません、参道のお店もありませんが、神聖な空気を感じる事が出来る場所が沢山あります。そして亀岡市にしかない風景があります。全国を旅しながら仕事をしている『旅するデザイナー』だからご提案出来る、日本らしい風景を見に、是非亀岡市にお越しください。
※9月から亀岡事務所で業務を行なっておりますが、内部の関係上オープンにはしておりませんので、お越しになれる方は事前にご連絡頂けます様、宜しくお願い申し上げます。グランドオープンは10月を予定しております。
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アトリエボンド社員旅行(2日目)
http://abond.exblog.jp/25111333/
2016-12-28T23:20:00+09:00
2016-12-31T23:49:22+09:00
2016-12-31T23:49:22+09:00
atelier-bond
旅
魅力的な場所がいっぱいあります。
福山市〜尾道市、この辺りは非常にコンパクトですが、魅力的な場所が沢山あります。今日は午前中新たな相談をもらい、打合せの間、スタッフ達は尾道の街を散策。充実した一日になりました。
Onomichi U2
ここ数年、しまなみや瀬戸内に人を集めるだけの注目度の高い商業施設。スタッフ達も興奮気味です。
昨日見た名和晃平の作品がこちらにも展示されています。
レストランやバー、雑貨屋もベーカリーもホテルもあるので、ここで一日ゆっくり過ごせます。今日は人が多かったのですが、空いていれば外の海を眺めながらランチも出来ます。
外国人も多いので、バーでは隣の外国人とも仲良くなれます。海を眺めながらの食事とお酒。最高の贅沢ですね。
天気のいい日はテラス席で海を眺めながらの食事も最高です。今日は少し寒いので外で食事をしている人はいませんでした。
鞆の浦へ移動
Onomichi U2を楽しんだ後は、またまたスタッフの希望だった鞆の浦へ。向島を渡って船で福山市へ戻り鞆の浦へ。移動自体も貴重な経験となります。3分間のフェリーはなかなか味わえるものではありません。そして江戸時代の街並みが残る鞆の浦に到着。
潮待ちの港
この辺りは瀬戸内海の大阪方面の潮と、九州方面からの潮がぶつかり、満潮干潮で潮の流れが変わることから、『潮待ちの港』と呼ばれいました。そして島が連なるこの美しい瀬戸内風景は、昔から賞賛されていたのですが、この鞆の浦沿岸と沖の島々は日本初の国立公園として指定を受けています。
そして鞆の浦と言えばこの常夜灯。昔から海の安全を照らすために設置されました。そしてこの鞆港には江戸期の港湾施設である常夜燈、雁木(石階段)、波止場、焚場跡、船番所跡がほぼ完全な形で現存しているのはここだけ何です。鞆の浦の古い町並みも体験できて、スタッフの夢も叶いました。時間が足りませんでしたが、鞆の浦を後に帰路につきました。
まだまだ建築の本質を勉強させなければなりませんが、少しずつこういう機会を事務所内で持ちながら、スタッフだけでなく興味ある学生も誘って、少しでも建築やデザインが好きな若い世代を増やしていけたらと思います。今回は年内の仕事を少し早く切り上げさせて頂きましたが、クライアント様はじめ、協力業者の皆様や関係者の皆様のおかげで、こうした貴重な機会を作ることが出来ました。来年さらにパワーアップして、皆様のお役に立てるよう精進して参りたいと思います。
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アトリエボンド社員旅行(1日目)
http://abond.exblog.jp/25111228/
2016-12-27T23:04:00+09:00
2016-12-31T23:19:01+09:00
2016-12-31T23:19:01+09:00
atelier-bond
旅
食も重要!
一応昨日までに今年の業務を完了させ、年末ギリギリですが今年の目標であった社員旅行に来ることが出来ました。行き先は今年いろんな意味でお世話になった広島県福山市。スタッフの鳥本とインターンやアルバイトでアトリエボンドを手伝ってくれた、留学生の柯(カ)の男三人車旅。建築やデザインを中心に、美味しいものをたくさん食べようと思います。
ワインBar田丸屋
まずは12/8にオープンしたワインBar田丸屋さんを見学しつつランチ。ロゴもアトリエボンドでデザインさせて頂きました。
今日は女性客で満席。粕汁セットを頂きました。寒かったのでとても温まりました。
臨済宗建仁寺派神勝禅寺
田丸屋から車で2分のところに位置する神勝禅寺。こちらには建築好きにはたまらないものがあります。その一つに建築家藤森照信氏設計の社務所。氏おなじみの独特の雰囲気が漂います。
屋根の上から木が顔を出しています。粗く曲げられた銅板屋根が独特の雰囲気を醸し出しています。
地元の赤松をふんだんに使った廊下。普通は使わないような曲がったクセのある材料を自然の形で利用しています。
建築だけでなく庭も立派です。数奇屋建築が集合しているため、建物を見るだけでも興味津々ですが、庭は丁寧に手入れされており、池に滝にとなかなか一箇所で見られないようなものがここにはあります。建築好きな方は是非訪れて頂きたい場所です。
神勝禅寺
禅と庭のミュージアム
そしてその神勝禅寺の中に今年9月に新たに誕生したミュージアム『禅と庭のミュージアム』。京都のアーティスト、サンドイッチの名和晃平氏プロデュース。建物全体を杮(こけら)葺で包んだとても不思議な建築です。屋根の部分の色が変わりより建物らしくなっていました。
入口は宇宙船に入るような非常にシンプルで、ワクワクするようなアプローチとなっています。
美しい夕日を見に行きました。
神勝禅寺から車で10分の所に素晴らしい風景が望めるホテルがあります。こちらは隣の尾道市になりますが、こちらも建築家NAPの中村拓志氏の設計のベラビスタ スパ&マリーナ尾道のテラス。非常に美しい夕日が眺められます。
こちらも中村拓志氏設計のダイニングバーとテラスです。海と水面が繋がる美しい場所。
レストランエレテギア調理台とテーブルが繋がったライブ感溢れるレストランです。
リボンチャペルで夢が叶いました。
スタッフの鳥本が見てみたいと言っていたリボンチャペル。何度か見ていますが本当に美しい建築です。こちらもNAPの中村拓志氏の設計です。
旅行中ですが打合せもありました。
現在福山で新たに取り組んでいるプロジェクトの打合せをベラビスタのラウンジでさせて頂きました。こちらも中村拓志氏のデザインで素晴らしい空間です。インテリアのセンスも素晴らしい建築家です。
夜は再び田丸屋へ
打合せも終えて、夜は再び田丸屋へ。今年一年をお互いに労いました。写真は田丸屋のプレミアムトンカツ。こちらはアトリエボンドがマッチングさせて頂いた、鹿児島県垂水市から仕入れて頂いている豚でメニューを作って頂いてます。厚み3cmの分厚くて旨いトンカツです。
罰ゲーム!
有名建築にドキドキし、足元を固める勉強をしない二人。田丸屋の構造材に塗られている赤色の塗料の名称を聞くと、二人とも答えられず。本来なら気持ちよくご馳走したかったのですが、弁柄(ベンガラ:紅殻)を知らなかったので、二人にも2千円出してもらうことに。有名建築を見るのもいいのですが、もっと実務的な部分も勉強してほしいものです。弁柄は二度と忘れることのないでしょう。
何とか社員旅行にこれましたが、楽しい旅になると思いきや、ここでも基本知識の甘さが露呈し、事務所の弱さも露呈してしまいました。建築を見ることも大事ですが、カタチだけに捉われず、もっと本質的な部分を勉強してもらいたいですね。明日に期待します。
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さよなら韓国
http://abond.exblog.jp/24954140/
2016-11-13T23:37:00+09:00
2017-02-16T23:10:26+09:00
2016-11-21T17:48:49+09:00
atelier-bond
旅
リアルに体験すること。
元々全く興味のなかった韓国でしたが、今回の出張も含めて非常に興味が湧きました。やはり実際に体験しなければこういうことにも気がつきませんね。反省しました。
まずやってみること
写真は前回と今回の宿泊したカロスキルにある、ドーミーインプレミアムというホテルにですが、この建物ものなかなか印象的です。韓国にはこうした目を惹くデザインの建物が非常に多く、どこかで見たようなものももちろんあるのですが、韓国の人たちからよく聞く『日本を追いかけている』という言葉からもわかるように、『追いつきたい』という気持ちの表れからこのような流行の速度の速い国になったのでしょうね。まずは真似でもしてやってみること。いつも学生たちに話していることですが、やはり自分自身も挑戦しようという気になりました。
今回の出張で出会いも多く、収穫もありました。とにかく韓国の人達は元気でパワーがあります。遊ぶときは徹底的に遊び、仕事もこだわりを持ってやっているように感じました(以前は財閥依存の国と思っていたので)。若手経営者もどんどん育っているということで、このままではいつか日本は追いつかれ、追い越されるなという危機感を感じました。
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韓国のアート・建築探訪とコーヒー。
http://abond.exblog.jp/24954036/
2016-11-12T23:06:00+09:00
2016-11-21T17:23:43+09:00
2016-11-21T17:17:58+09:00
atelier-bond
旅
韓国は面白い!
まだ2回目の韓国なので、見るもの全てが新鮮ですが、今日1日思い切って色んなところに足を運び、建築やアートに触れてみました。色んな人から情報を頂き、行けるところまで行きましたが、朝から出発して、ホテルに戻ったのは26時!眠らない街韓国だからできることかもしれません。
初のOMA建築を体感
学生の頃から好きだったオランダの建築家レムコールハース率いるOMAの建築を韓国で見ることが出来ました。やはり外観から異彩を放っています。
ソウル国立大学のアートミュージアム(MoA)。大学の美術館が世界的建築家に建ててもらえるなんてうらやましい話です。
昨日も同じように見ましたが、こちらの建物の内外部共にポリカーボネートで作られており、外部の光をいい感じに透過するので、シャープなデザインですが、どことなく柔らかい印象を受けます。
メインの内部空間は螺旋状になっており、トップライトから差し込む光が1番下の階まで届いています。立ち入り禁止の区域はOMAらしく、高さを曖昧にしたような面白い空間がありました。そこに入れなかったのが残念です。
デモ隊と遭遇
いいのか悪いのか?大統領退陣のデモ隊と出会いました。またそのデモ隊を抑制するためにすごい数の警察官が集まり、いく手を阻まれました。ただ、アート作品が見たいだけだったのですが、かなり遠回りをさせられました。
何百メートルとバスで道を塞がれました。壁も徹底したものでした。
前日に友人が韓国に来ていたので、情報をもらい、見たかったのは草間彌生のかぼちゃでした。
建築家が創ったアートミュージアム
韓国の建築家が自分の事務所兼自宅をアートミュージアムにコンバージョンした建物をみました。ここがまたセンスが良く、日も暮れてしまったのですがギリギリまで見せて頂きました。
ARARIO MUSEUMという古い建物を活かした雰囲気のいい空間でした。
大好きなアンディーウォーホールの肖像画も展示。
そして今、世界が注目しているアーティスト名和晃平の作品も展示してありました。かなりいいセンスですね。見ていて楽しいです。その名和晃平がプロデュースしたミュージアムが、来月オープンする福山の古民家Barの近くに9月に出来ました。
デモとアートと傍観者。写真の右下には大統領退任のデモ隊。そして中央にはアートと、左にはデモ隊を眺めながら食事をする韓国国民。リアルな韓国を表しています。
韓国のコーヒークオリティの高さ
韓国には日本に負けない数のカフェがあります。道を歩けばカフェにやコーヒーという看板を目にするくらい、コーヒー人口の高い国です。そして今日は韓国でも人気のカフェに行きました。夕食を頂いてからだったので、立て続けに2軒。まずはお店もユニークでしたが、コーヒーがとにかく美味しかったFRITZ COFFEE COMPANY。カップからは想像出来ないコーヒーへのこだわりをみました。聞くところによると、自動でドリップする機械があるのですが、それが1台40万円!家庭用に見えるくらいの小さな機械ですが、そこまでこだわりのあるカフェです。バゲットなども人気メニューだそうです。
時間もないのでそこからタクシーで移動して次のAnthracite COFFE ROASTERSに行きました。お腹もいっぱいでしたが、どうしても行ってみたいお店だったので、行きましたが、行ってみて良かったです。こちらは空間が非常に面白かったです。元靴の工場をコンバージョンし、そこに古いベルトコンベアを持って来たという非常にコンセプチュアルな空間です。ヴィジュアルを上手に使い、音楽もいい感じです。この時既に23時を回っていたのですが、店内は7割の席が埋まっていました。
夏目漱石の名前のコーヒーがあり、小説に沿った名前の豆があります。この夏目漱石のポスターからもヴィジュアルへのこだわりが伺えます。コーヒー自体も美味しいのですが、先ほどのFRITZ COFFEEにはかないませんでした。
韓国にもCOMME des GARÇONS
調べるとやはり韓国にもCOMME des GARÇONSがありました。ファッションに敏感な街なので当然ですが、他にみたいものを優先したら、25時に到着。店内はいも見てみたかったのですが、今回はそれ以上に見たいものが沢山ありすぎたので、次回また時間のあるときに観に行こうと思います。
韓国にも来る前まではほとんど興味がなかった国でした。しかし来てみて思うのは、これだけアートやファッションに建築に敏感な街だったとは。という驚きだけです。今日回ったところが良かったのだとは思いますが、ここまで自分の好きなものがある国だとは思いませんでした。近くて安くていける国なので、これから頻繁に足を運んでしまいそうです。韓国のイメージが一気に変わりました。
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今年夏は沼南で過ごしませんか?
http://abond.exblog.jp/24534541/
2016-07-16T23:07:00+09:00
2016-07-18T00:32:46+09:00
2016-07-18T00:19:11+09:00
atelier-bond
旅
西の沼南(しょうなん)は波が穏やかです。
『しょうなん』と言えば、神奈川県の江ノ島周辺をイメージしますが、西にも『しょうなん』があります。福山市の沼隈、常石、内海、鞆などを含めたエリアを沼南(しょうなん)というそうです。東の『しょうなん』はサーフィンのメッカですが、西の『しょうなん』は波が非常に穏やかです。
凪(なぎ)が美しい沼南
凪とは、風がおさまって波の穏やかな状態を言いますが、瀬戸内の海は非常に波が穏やかで、波音を聞かない時もあります。穏やかな海を見ていると心も穏やかになり、思考力が高まる気がします。
しまなみが美しい沼南
瀬戸内の海は波が穏やかなので、水面に島々が映り込み美しい風景を創り出します。しまなみ街道は更に西になりますが、このしまなみが連なった風景はこの辺りの独自の風景です。
鞆の浦で虹と出会いました。
これまで通算20数回訪れている福山市の観光地鞆の浦。中国地方では有名な観光地ですが、関西や九州では知らない方も多いです。映画やドラマの舞台にもなる素敵な港町。今日は通過するだけですが、ふと空を見上げると大きな虹が湾をまたぐようにかかっていました。何かいいことありそうです。
月に1回以上福山に来ていますが、来るたびに沼南の海を見たくなります。 この海は他では見られない独特の海です。そして更に沼南には美しい風景があります。この夏そんな沼南で過ごしてみませんか?
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本土最南端
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2016-05-21T23:49:00+09:00
2016-05-24T03:10:23+09:00
2016-05-24T01:51:42+09:00
atelier-bond
旅
やはり先端を目指したくなりました。
プレゼンも成功したので、今朝は早起きして仕事を済ませて鹿児島へ移動。仕事自体も午前中で済ませて、昼食を目指して大隅半島を南へ。佐多岬を目指しました。
緑が深い鹿児島県
鹿児島県の山には針葉樹より広葉樹が目立ちます。蔦が絡まっていたり、本州ではなかなか目にすることがない蘇鉄やフェニックス、ガジュマルの木が自生しています。特に佐多岬周辺では、蘇鉄やガジュマルが多く自生しており、独特の風景を作っています。
力強い海
鹿児島で目にする海は錦江湾なので、内海の穏やかな海なので、佐多岬のこの力強い荒々しい海は非常に珍しく新鮮に映ります。
ここが本土最南端です。
間違いなくここが本土最南端の佐多岬です。そして遠くに薩摩富士と呼ばれる開聞岳が見えます。以前開聞岳を見に薩摩半島の最南端にも行きましたが、ここはそこよりさらに南。あの人気の屋久島や種子島を望むことが出来ます。さらに南へ行ってみたくなりますね。
見たことのない風景。初めての体験に憧れます。この佐多岬も鹿児島に初めて来た時に行ってみたいと思いました。天気が良ければもっと沖の島々も見られたそうですが、残念ながら霞んでいて薄っすらとしか確認出来ませんでした。また大隅半島は鉄道も通っておらず、人口も非常に少ないので、独特の空気が流れています。長閑で素敵な場所でしたが、昼食を食べる場所などが極端に少ないため、最初にその辺の下調べが必要です。それにしても素晴らしい場所でした。
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旅するデザイン2016
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2016-03-03T23:58:00+09:00
2016-03-04T08:23:32+09:00
2016-03-04T08:22:35+09:00
atelier-bond
旅
旅をしながらデザインし、デザインしながら旅をする
少しずつ暖かくなってきました。いよいよ春の訪れを感じずにはいられませんが、まだ少し肌寒い日も続きそうですね。それにしても春が待ち遠しいです。春は旅に出たくなりますね。
色んなプロジェクトが始動します。
今日はこれから始まる新たなプロジェクトのために色々とリサーチすることに時間を取りました。今春からも関西を中心に西日本全域に仕事が広がりそうです。まさに理想がカタチになりつつあります。旅をするということは、単なる娯楽だけでなく色んな経験や知識を得ることが出来ます。そして現地で様々な方と出会いいます。アトリエボンドの仕事の特徴はそこで出会う方々のお役に立つためにデザインをさせて頂いているので、行った先々でお仕事を頂く場合が多いのです。まさに『旅をしながらデザインし、デザインしながら旅をする』ということになるのです。そしてこれからこの旅による経験を活かしたプロジェクトも始まりそうです。
デザインするということは『ないものをカタチにすること』だと思います。元々はなかったものやないと思われるものをカタチにするので、非常に難しい仕事でありますが、そこに醍醐味があります。仕事を創ること、仕事を生み出すこと。それさえもデザイン出来ることが、デザインの醍醐味だと実感しています。色んな場所で住まいをカタチにする。ビジネスに利益をもたらす、風景を創り出す。これから春に向けて更に楽しいプロジェクトが進行します。
京都府向日市を中心に全国で新築一戸建て住宅、中古住宅のリノベーションデザインをしています。大阪や関西はもちろん、全国各地で住まいづくりのお手伝いをさせて頂いております。
向日市で新築一戸建て、中古住宅リノベーションをお考えの方は京都、福山、熊本、住宅デザインをご覧下さい。
その他店舗デザインもブランディングにもお応え出来ます。京都、福山、熊本、デザインをご覧下さい。
アトリエボンドへのご依頼やご相談はアトリエボンド お問い合わせまで。
アトリエボンドの事業は京都府の承認を頂いた事業です。
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「ツマヨウジから建築まで・・・」
空間(住宅、オフィス、店舗、福祉施設、その他)デザイン
家具・プロダクツデザイン、広告デザイン、ブランディング、
アトリエボンドだから出来る!
『売上につながるデザインマーケティングセミナー』(講師)
お問い合せ先
設計事務所アトリエボンド(事務所)
〒617-0002
京都府向日市寺戸町新田3
TEL : 075-922-0527
FAX : 075-922-0528
MAIL atelier-bond@muj.biglobe.ne.jp
http://www.a-bond.net
福山office:広島県福山市卸町10-11 アルゴリズム内
熊本soho:熊本県熊本市九品寺5-6-1-311
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マナティの群れを見ました。
http://abond.exblog.jp/24160008/
2016-02-21T23:14:00+09:00
2016-02-22T14:11:01+09:00
2016-02-22T14:09:52+09:00
atelier-bond
旅
フロリダは自然と共存した街です。
フロリダは海が街のあちらこちらに入り組んでいるため、自然と共存した街となっています。動物との共存や、植物との共存。自然が豊富な街です。動物の殺処分ゼロを提唱する街があったり、動物を保護する施設や団体も数多く存在するそうです。
マナティに会いに来ました。
原子力発電所の近くにマナティの大群に出会えると言われて連れて来て頂きました。大きな原子力発電所が現在も稼働しているそうです。
マナティの大群
水面下にマナティの大群が居ました。比較的寒いこの時期マナティは原子力発電所から排水される暖かい水に集まってくるのだとか。人間の避寒と同じですね。
ランチはメキシカン
ランチタイムは移動して今日はメキシカン。毎日違う国の料理を頂いているので、まるで世界旅行をしている気分になります。
メキシカンと言えば、やっぱりタコス!
メキシカンと言えば、やっぱりタコスですね。秋種類の中から選べて、一つがそんなに大きくないので、数種類の味を楽しむことが出来ます。
緑に埋もれた建物
フロリダの街には沢山の街路樹や植物が植えられています。こちらのメキシカンのお店も緑に包まれ、古い建物をリノベーションして利用されているそうです。
John's pass village
帰りの道中にタンパ周辺で人気のリゾート地『John's pass village』にやってきました。映画等で見たことのあるような、素晴らしいロケーションのリゾート地。サーフィンや海水浴客で賑わっています。
夜はタイ料理
最後の夕食はみんなでタイ料理へ。こちらのタイ料理はこのエリアNo,1の評判のお店。味も確かですが、接客も素晴らしく、サービスもスピード感があり、日本のレストランも見習う要素がたくさんありました。タイ人の方の丁寧な仕事ぶりに感服致しました。
明朝フロリダを発つので、今夜が最後の夜。仕事の話や色んな話をさせて頂き、仕事も人生も改めて考え直さなければならないと思う今回の滞在でした。まだまだこれから海外でのチャンスもあるので、それに向けてしっかりと体勢を整えること、仕事の質を向上させること等、課題も見つかったのでいい出張となりました。帰って早速仕事に取り掛かります。
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