TOKYO-表参道-
2008年 06月 26日
今回、どうしても見たかったものや、どうしても逢いたかった人が一気に膨らみこのタイミングで行く事にしました。建築だけではなく、家具やプロダクツ、アート、その他・・・。東京ならではのものを見て来ました。
ここ数年だけでも東京は大きな変貌を遂げていました。ただ、率直な感想は
''東京には何もない''
という事が一番印象に残ったことかも知れません。
自分は表参道ヒルズや六本木ヒルズ、東京ミッドタウンは初めて行きましたが、表参道ヒルズは既に東京では流行が終わってしまったのか?と思う程、人が少なく閑散としていて、果たして何の為に同潤会アパートを壊してまで、こんな大きな商業施設を作ったのか?という事がふと頭をよぎる程、人がいませんでした。最近では平日は閑散としているとか・・・。
設計は安藤忠雄氏。建物はフランク・ロイド・ライトのグッゲンハイム美術館の様に、回廊式の商業施設となっています。
若干面倒臭いという方もいらっしゃるかと思いますが、これだけ閑散としているとゆった〜りと買物を楽しむ事が出来るのではないでしょうか?どのお店も素晴らしいお店ばかりなのですが、東京ではどこにでもあるように見えてならないのは、自分だけなのでしょうか?
お店自体もデザインや施工のクオリティも全て高いので、地方都市にある気の抜ける部分が少なく、ハイクオリティの中を背筋を伸ばして買物をする。そんな印象を受けました。
私もその「背伸びするばっかりの空洞化したギガシティ」に成り下がった東京を、小さくですが批判してきました。
遊ぶには良いですけど、お感じになっているように普段ここら辺で生きるのは疲れます。
今更ですが同潤会アパートの取り壊しは残念でなりません。
東京生まれの自分が言うのも変ですが私には都心は窮屈で、今や吉祥寺や仙川以外で買い物ができません。
そういえば調布市仙川にも安藤氏設計のブツがありますよ…。
ホントに東京は遊んだり、いろんな刺激を受けるには、
最高の場所ですよね。
何も全てが悪いわけではないのですが、
何でもあり過ぎて個性がないような感じがしたのです。
何でもあるという事はいいことではないのですね。
表参道ヒルズも素晴らしい建築だとは思うのですが、
あれだけ人がいないと、あれが必要なのか?と思う訳です。
難しいですね。