風景
2008年 06月 18日
今日は朝から打合せ。京都のとある場所にて・・・。最高の眺望です。まだ企業秘密なのですが、実現すればオモシロイものが出来ると思います。
最近の商業空間のデザインは確かにレベルアップしクオリティも非常に高いのですが、どこか行き詰まった感があります。それは恐らく既存のボリュームに与えられた条件下で出来る事の限界を感じていることと、もう一つはグラフィックの存在やポストモダンのような過剰装飾に移行して行ったのも事実ではないかと最近思います。
虚構的な非日常を表現し過ぎた結果、装飾の術が飽和状態に達し、現在のような状況に陥ったのではないかと自分はそう思います。
自分は住宅も店舗も全ての空間において風景を意識してデザインしているつもりです。お店で働く人が、お店にいらっしゃるお客さまが、出入りされる全ての人、前を通る人にまで、快適で印象に残る(目立つとは違う)風景を創りたいと考えています。
日本を代表する都市・京都において商業空間はどうあるべきか?デザイナーとしてもう一度原点にかえってデザインしてみたい!そう思った出来事でした。
最初は目を引くデザインの店舗でも最終的には落ち着く店舗に人は集まりますよね。
ツマヨウジさんの設計された物件はみんな見ていてホッとする美しさがあると思っています。素人が言うのも生意気なんですが。
内装に携わっているうちの家族でさえ、どこへ行っても同じ街になったとぼやいているのは、ツマヨウジさんの言う装飾の術が飽和状態だからかもしれないですね…。
こちらで知り合ったきっかけは松井君ですが(笑)、いつも拝見しているのは、ツマヨウジさんの作品やお人柄のせいだと思います。
あ、ずいぶん持ちあげちゃった。でもホンマですよ~。
この景観の場所に何ができるのか、また楽しみができました。
ごるさんにはずいぶんこちらの作品を見て頂いたり、
自分の考えを聞いて頂いてますね。
本当にいつも有難うございます。
またこれから自分も更に成長していかなければならないと思います。
もっと人の心に残るデザインや風景を創っていけたら、
またクライアントやそこにいらっしゃる方に喜んで頂けるよう、
頑張っていきたいと思います。