ユニバーサルデザインそしてインターナショナル(その2)
2005年 09月 04日
そのあと源太郎さんのお誘いで近くで収穫祭があるといわれ、僕とコーディネーターの長岡さんと三人で参加する事にした。会場には沢山の方がいて、それこそ老若男女は当然ながら、日本人をはじめ世界各国(20ヶ国以上の人がいたと思う)の人々が唄を歌ったり、踊りを踊ったりと楽しそうだった。源太郎さんの知合いの方から、いきなり「ファッションショーに出てほしい!」と言われ、訳がわからず参加した。その内容は世界各国の民族衣装を着て、それがどこの国か当てるクイズ形式なもの。恥ずかしいので最初はイヤだったが、色んな国の人が写真を撮ってくれたり、話したりしていると次第に楽しくなり、いつの間にかステージにあがっていた。ステージから見ると本当にいろんな国々の人や幅広い年齢層の人が居て、その光景は僕にとって驚きであったが、素晴しい光景に思えた。今日はユニバーサルデザインだったりインターナショナルだったり、幅広い人々との交流に胸踊らされた。
(ステージに上がり答えを待つ僕の姿)みんなの答えは結構いい加減で、僕の民族衣装は一応イラクの民族衣装らしい。源太郎さん(一番上の写真)はブータンの民族衣装で、長岡さんは南米の国々で着られているポンチョだった。源太郎さんと長岡さんはそれぞれブータンの国の人、アルゼンチンの人が着て一緒に写真を撮っていたが、イラクの人は来なかった(国内が不安定でそれどころではないからかな?)。
(会場に来ているたくさんのお客さん)
そのクイズの後、三味線の音にあわせて福知山音頭が10人ほどのおばさん達によって始められた。最初はみんな見ているだけだったが、そのうち盆踊りさながらの人の輪が出来ていた。そこには国境の文字はなく、みんな楽しそうだった。中国の方とも話をしていたが、ニュースや新聞等で書かれている「反日」というものは感じられず、本当に友好的だった。今回は収穫祭という事で、焼肉と焼そばが食べ放題!そして各国の料理が味わえるブースもあり、僕はココナッツジュースを飲んだ。その他にちぢみがあったり、水餃子やピロシキのようなものまでいろんな国の料理も用意されていた。いろんな料理を食べたかったが、最後に大雨で雷もひどく料理どころではなかったが、本当に楽しい時間を過ごす事が出来た。やはり色んな世代や色んな国々の人との交流は本当に素晴しいと思う。普段は特に世界平和(平和である事を願うが)を意識することはないけれど、やはり世界中で戦争や飢餓貧困がなくなり、ボーダレスな世の中で多くの人と交流出来れば、もっともっと世界が、世の中が良くなるのではないか?と考えた。バリアフリーとかちいさな事に惑わされずに、もっと本質を見極めて多くの人が幸せになる為のデザインを考えていかなければいけないと思った。