感動する・・・
2006年 03月 22日
今日は株式会社ペルペトゥームの撮影の現場下見。今回も自分としてはかなり面白い空間構成になったと思うので、この空間が平井さんの目にどう写って、どんな写真になるか楽しみです。最初に入口を見て頂いて、中の空間を見て頂いた時の「おぉ〜!」と言って頂いたのが印象的でした。平井さんに現場を見て頂いている間に、現場の職人さんと打合せ。ふと見ると建具が搬入されていた。その場にいた一同が感動してその建具を見ていた。塗装屋さんが「この建具にはこの塗料は塗れません。」という程、しっかりと造られた建具だった。
しかもここはオフィス。一同が感動する建具の仕上がりとは?乞うご期待!!建具には結構こだわりがあります。まだそんなスゴイ建具を創る事は出来ませんが、建具は空間と空間をつなぐ境界線なので、その建具のイメージ、引手・レバーの触感、建具の重さ・開け具合等、を意識して考えます。だから一カ所に結構時間を費やします。今まで、色んな建具屋さんに造って頂きましたが、やはり京都市内もしくは近郊の建具屋さんは上手です。さすが京都だと思います。特にこの建具職人さんの技は素晴らしい。現場の職人さん(今の現場は大阪の方が多い)は、皆その建具に見入ってました。
平井さんも帰られて現場を離れる間際、今はもう自分のパートナーになって頂いている、大工さんと話していた時、建具に感化され職人の技や質について一緒に話をしていました。この現場は他の大工さんもやりがいがあって、普段サボリ癖のあった大工さんが無遅刻無欠勤だったとの事(次の現場では初日から欠勤されたそう・・・)。他の職人さんも自分たち以外の職人さんに負けないよう必死で工事をしてれたそうです。それを聞いて胸が熱くなりました。その大工さんから「また勉強会をして下さい。」・・・と。以前大工さん二人と一緒に寺社仏閣を回って、今人気のカフェやレストランへ行って食事をして、自分が理想とするデザインを一緒に見て語って、それを大工さんなりに吸収して頂く事をメインにした勉強会。それを大工さんから提案して頂いた事に再度胸が熱くなりました。
今日、平井さんが再三おっしゃっていた事、「戸村さんは本当に人間関係に恵まれてますよね!」が非常に身に染みました。自分一人ではここまで来れなかったので、今ここに設計事務所アトリエボンドがあるのは、こういった職人さんをはじめ、周りの方々のおかげだと改めて感動の一日でした。
※写真は以前デザインした住宅の写真(まだサイトにアップしてません。)
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建具の重要さ改めて痛感しましたよ。印象変わりますよね。ドアの材質や引き手の感触、読んでいて頷きます。
かといって私は設計も施工も監理もしないけど。
また職人さんたちがまた勉強会をリクエストされたなんて、言い方が思い付かなくてチープですけどデザイナー冥利に尽きますね。
やってて良かったと思う瞬間、疲れも忘れると思います。
ツマヨウジさんの毎日はエキサイティングですね。
私も無理に頑張らず、やれる事をやろうと今日はツマヨウジさんから沢山学ばせて頂きました。
ありがとうございます。
早速ウチの戸やノブを見てみると…結構チャッチかったです。(笑)
少なくともうちは・・・・。特にクローゼットは京都の職人さんが作ってくれたけど設計が悪かったんじゃないかなあ。使いにくいのですよ~。
ツマヨウジさんにやり変えてもらいたくなってきました。
ところで、平井広行さんと関係あるのかしら。平井美行さん。
おしゃぶり昆布のツマヨウジです。
本当にごるさんのおっしゃる通りで、周りの方が素晴らしい方ばかりで、
いつも助けて頂いてます。ホント感謝感謝です。
毎日エキサイティングなので、一人になるとどっと疲れが出る時がありますが、この毎日がなくなると自分ではなくなるような気がします。
自分も皆さんから多くの事を学ばせて頂いてます。
恐らく自分は昔から祖父が民家や町家に住んでいたので、
何気なく建具に魅せられていたんだと思います。
今日も現場で、電気屋さんが「こんなキレイな建具見た事ないです。」
って言ってました。恐らく何ともない建具なんですが、細部がキレイなんです。やはり職人技です。
いえいえ、もっといろんな事皆さん考えていらっしゃると思います。
自分もまだまだ考えないといけない事たくさんあります。
職人さんは基本的に図面に忠実にかつ、丁寧に造ってくれるので、
もしかしたら設計で意見の食い違いがあったのかも知れませんね。
平井広行さんはベテランのフォトグラファーの方ですね。
平井美行さんも素晴らしいフォトグラファーで、
建築雑誌ではお二方をよく見ますよ。
どちらも自分にはもったいない様な方です。