学生のうちの失敗は成功の元
大切なのは諦めるのではなく、やり直しを重ねること
今日は中央工学校OSAKAにて非常勤講師の仕事でした。いよいよ卒業制作も本番。そろそろコンセプトを固めて、エスキースに入らなければなりません。しかし毎回同じことですが、学生たちの作業スピードがなかなか上がりません。どうしたら学生たちの作業が進むのか?学生同様に講師たちも頭を悩ませます。
リサーチを怠らない
学生たちの作業が進まない理由にイメージ出来ない、立ち止まるというようなことが考えられます。初めてのことなので、仕方ないのですが、共通して言えるのは、『リサーチが足りない』。ネットでわからないことを調べるのではなく、どういう工程で進めるのか?現地に何度も足を運んでイメージする。手を動かす(とにかく描いてみる。失敗したらやり直す)ことが出来ていない気がします。
まずわからなければ答えが出るように調べてみること。立ち止まらない。
写真は初めて海外で仕事をした時の図面。図面は描けてもアメリカの規格がわからなかったり、日本と違ってアメリカはインチが基準。そして言葉も通じない。それらを事前にリサーチしておいて、日本では大まかな図面をインチで描き、規格は現地に入った初日に地元のホームセンターに行き、すべての材料をメモして、名称も覚えました。そして滞在中(5日間)に1/10のスケールの手描き図面を10枚以上描いて仕上げました。
アメリカというすぐに行けない土地に行った時のことを想像し、日本でどういう準備をしたらいいのか?現地に着いてどうしたら効率良く作業が進むかを想像して、描きあげました。そして現地の規格は日本と違うので、どこに行ったらすぐに全部の材料を把握出来るか?を考えた結果、上記のような手順で初の海外プロジェクトを成功させることが出来ました。
今の学生の特徴に、返事するときにすぐに『わからない』という学生が多いように思います。『わからない』と言ってはいけないのではなく、考えた末にわからないのであればいいのですが、考えることを放棄したかのように『わからない』というと、考える癖が身につかず、いつまでも人の回答に依存する体質が抜けず、仕事が出来なくなるでしょう。わからないことに直面した時はとにかく聞くのではなく、考えることが重要です。建築やデザインをするなら尚更。そして考えるという習慣を身につけるとどんな状況や仕事にも活かせます。安易に『わからない』言わずにしっかりと考えましょう。また学生のうちは否定されてもそれが必ず身になる時が来ます。そんな時は諦めずに徹底的に考えましょう。そうするとより早く回答に辿り着けるようになるはずです。
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