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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

失敗しない!賢くリノベーションする方法!

リノベーション成功の秘訣は現場にあり!



リノベーションに対する一般の方の興味が高まって来ています。
新築でもない、リフォームでもない。リノベーションって何?という方もいらっしゃる中、リノベーションの認知度が上がって来ています。リノベーションとは様々な認識があると思いますが、アトリエボンドでは『価値を転換する』とご説明しています。ではその『価値を転換する』とはどういう事でしょうか?


例えば20代で訳もわからず親に勧められるように家を買い、子供を産み、育て、子供が自立をして気が付けば30年。定年を前に痛んでしまった住まいを改装する場合、20代では子供を育てる事を中心に住まいを考えます。勉強する部屋・環境。家族の人数が多ければ、それだけ必要となる面積が多い。しかし、子供が独立した住まいには定年間近な夫婦2人、もしくはどちらかの両親か親のどちらか、もちろん介護が必要な状態。そんな夫婦が生活するには、20代の時と当然価値観が違います。その価値を20代から60代〜の生活をイメージして備える事が必要です。『価値の転換』が必要となります。

また建売住宅や分譲マンション等、ある意味『与えられる空間』に納得いかない人が古いマンションや中古住宅を安く買って、自分たちの生活に合わせた住まいを手に入れるためにリノベーションする方が増えています。それも住宅を選択するという『価値の転換』だと思います。

またご年配の方では未だに『古い=悪い』という考えをお持ちの方がいらっしゃいますが、リノベーションが普及する前から、『構造補強して建物を延命させる』という考え方はありました。それもまさに既存の『価値を転換』しています。


ですからリノベーションというのは、カタチ(間取り)を変えるという事ではなく、『価値を転換する』という事なんです。

そしてそのリノベーションをするに当たって大切な事をいくつかご提案します。
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リノベーション前に
1、何故リノベーションするのか?
リノベーションは『価値の転換』です。何故リノベーションをしたいのか?目的を明確に持って下さい。それは『収納を増やしたい』等の部分的な意味ではなく、例えば『余生は趣味を活かして生活をしたい!』や『友人・知人を自宅に招いてホームパーティが出来る家にしたい』等、大きな意味での目的です。簡単に言うと、『この目的だけは何があっても叶えたい!』というものです。

2、今現在の住まいの問題点をあげる。
リノベーションは『価値の転換』と共に、問題の改善をしなければ意味がありません。現在のお住まいの問題をリノベーションする事によって改善し、目的を達成しましょう。

3、費用はかかります。
リノベーションは予想以上に費用がかかります。みなさん驚かれますが、30年暮らした住まいであれば、もう30年持たせたいですよね?そのための費用だと思って下さい。そうなれば建て替えた方が安くなると思われがちですが、建て替えれば『解体撤去費用』『造成費用』『登記費用』等、リノベーション以上に費用がかかります。

4、広さで考えない。
『寝室は10帖ほど必要で〜』という方がいらっしゃいますが、『広さ=金額』です。『坪単価』と言われるように、広くなれば金額はかかると思って下さい。広さで考える方ほど、その広さの根拠が曖昧だったりします。『広さではなく、目的』で考えて下さい。

5、兼ねるという考え方が重要
『収納』『書斎』『廊下』・・・など、それぞれの用途を別々に考えるのではなく、『兼用』という考え方が重要です。廊下兼用のフリースペースでパソコンや読書が出来るスペースを作れば、一人で使うような書斎より、家族で兼用も出来て、スペースも兼用出来るので、広さもコストも削減出来ます。


リノベーションで大切なのは、『価値を転換する』こと。今までの考え方を疑問視してみる事も重要です。専門家に相談する前に上記に沿って『何故リノベーションするのか?』を考えて下さい。


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リノベーションは現場を読む能力が必要です。
ここからはどこに頼むのか?というよくあるお悩みに対してのご提案です。

1、リノベーションは『物件数』より『現場の経験値』が大切!
最近は流行のように不動産でもハウスメーカーでも『リノベーション』という言葉を使いますが、リノベーションは構造も伴うことから、リノベーションの『物件数』をこなしている営業マンより、リノベーションの『現場数』をこなしている設計事務所や工務店に依頼する方が、失敗しないコツだと思います。

2、リノベーションは計画以上に現場の状況が重要です。
リノベーションをする際、全てを解体して内部を現した状態から、計画出来ることは皆無です。通常であればお住まいの状態から見えない床下、壁中、天井裏を調査・予想しながら計画していきます。ですからこれを『営業マン』が把握することは難しいのです。もともと計画していても、それを100%実現出来るかどうか?既存の状態を見極めて決めていきます。より100%実現出来るように計画するのも、経験値が問われます。ですから計画よりも現場の状況が重要なのです。

3、現場を見せてもらえる業者に依頼する。
リノベーションをするメリットは、これまで住んで来た住まいの状況を目で確認出来ることです。そしてリノベーション後も安心して住まえるかどうか?それをご自分の目で確認する事が重要です。なので、現場を確認させてくれないような業者には絶対に頼まない事をオススメします。アトリエボンドは一緒に確認して頂ける方でないと、依頼を受けません。

4、追加工事を覚悟しておく。
リノベーションは経験のある設計者や現場経験者でも予想出来ない事がたくさんあります。例えばドクターがレントゲンやCT、エコー等、体の内部を把握出来るモノがなく、触診だけでガンを見極めて、適切に処置が出来るでしょうか?それも経験値によりますが、それと同じ事がリノベーションではおこります。解体してみて予想もしなかった事がたくさんあります。その時に見積りに入ってなかったからと言って放っておけるものであればいいのですが、中には絶対に今直さないといけない事もあります。その時は設計者や現場担当者の説明を聞いて、納得して追加費用を払い、工事をしてもらいましょう。なので、リノベーションには余裕をもった予算配分が重要です。

5、戸建て住宅では構造を、マンションでは音に要注意!
戸建てをリノベーションする際、木造では雨漏りや蟻害や腐朽菌による木材の劣化状況を、鉄骨では鉄部の錆やボルト等のゆるみ、RCでは鉄筋の錆やコンクリートの劣化具合など、戸建てでは構造部分に影響がないか?を重要に調査する必要と改善する必要があります。
またマンションリノベーションでは、最近は天井や壁のコンクリートをむき出しにする事が『カッコイイ』と捉えられがちですが、天井や壁をむき出しにしておこる問題として、『音』があります。上下左右の住戸からの音、特に天井の上部の部屋の音が配管を伝って聞こえる可能性があります。また汚水や雑排水の配管が自分の生活空間に露出してしまう可能性もあるので、その辺を考慮して計画しましょう。


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リノベーションは『価値を転換する』
いいリノベーションは、新築を建てるより、新築を買うよりも大きな価値があると思います。それはこれまでの『問題を解決』し、『新たな価値を創造出来る』からです。安易に『リノベーションより建て替え』を選択される方がいらっしゃいますが、それはある意味無駄な事が多いと思います。しかし、時代の流れに乗って、安易にリノベーションする事も危険があります。

リノベーションは『価値を転換する』必要があります。これからの生活を想像して、これから創る新たな生活のイメージを明確に持ちましょう!そうすればあとは、信頼出来る設計者や施工業者と出会うだけです!

是非リノベーションを楽しんで頂き、素敵な空間と生活を手に入れて頂きたいと思います。アトリエボンドではこれからリノベーションをお考えの方にご安心頂けるようなご提案をして、サポートして参りたいと思います。






アトリエボンドではこれまで、住宅・店舗のリノベーションを含め、20件以上のリノベーションの経験があります。30年以上の建物はもちろん、100年を超える町家や200年を超す民家のリノベーションも携わって参りました。古い建物をリノベーションした経験から、追加工事もこれまでほとんど行わずに住むような計画が出来ています。これからリノベーションをお考えの方は是非アトリエボンドにお任せ下さい!






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by atelier-bond | 2013-06-03 22:53 | リノベーション | Comments(0)