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旅とデザイン 京都から世界へ・・・

国内外を旅をしながら、デザインとブランディングで各地のみなさまのお役に立つことを目的とした事務所です。デザインが人々にとって価値があるように、またデザインさせて頂いた地域が元気になることを心がけています。


by atelier-bond

今日は朝から眠い・・・。一昨日から全く睡眠が取れていない。
2晩続けて深夜から明け方近くまで打合せ。そして早朝6時起床で2日続けて舞鶴の現場へ
行ってきた。
このプロジェクトに1年3ヵ月も関わって来た。クライアントとも沢山もめたし、言い合いも数々してきた。時には互いに傷つき、周りにも迷惑かけた。でも互いに譲りあえる所と、譲れない所。その判断が非常に難しい。
デザインを続けていると、想像以上にぶつかる事が多い。
デザインを理解していないクライアントや、簡単にデザインを変えたがるクライアント。
そんな時は、いつも時間を掛けて話しあう。理解出来ない人もいる。そうなれば仕事としては成立しないのだが。
デザインを軽視する人もいる。それは依頼者に限らず、そんな時はとことん戦う。
本当のデザインを理解してもらうために。本当のデザインとは?まだ何かはっきりした答えはないが、そこには機能があり、歴史・文化があり、想いがあり、形がある。
デザインはカタチと思う人が多いが、カタチはプロセスの最終形であって、プロセスなくして形は成立しない。



僕達デザイナーはパタンナーではない。デザインは1つしかない。
プロセスはあっても、最終形はいつも必ず一つだけ。だから必死になって形にこだわり、そこをめざしていく。
建築は多くの人間が一つのカタチを目指して、毎日思考錯誤して創り上げていく。
一人でも安易な考えを持つと、それまでのプロセスが一瞬になって消えて去ってしまう。
このプロジェクトで、それを痛感した。デザインが欲しい人、それに携わる人は最低限、それを理解すべきだと思う。壊すのは簡単だが、築きあげるのには相当な時間と労力がかかっている事を。それ以上に想いが込められている事を。僕はそれがデザインだと考えている。デザインはカタチではなく、プロセスなんです。
そんな想いが今日、形になりました。
家_e0002951_0352360.jpg

by atelier-bond | 2005-07-13 00:38 | | Comments(0)